20年程まえですか？ピュアオーディオにはまり色々買っては投げ買っては投げの繰り返しの中、云百万もかけて最後に組みあがって見れば総額￥200そこそこ・・。しかしながら、その中で中央に構えているのが「607MOS-Premium」です。これにクーナルのオーディオボード、SPにはSX-V１Aとエナコム、CDPにはDENONとそれを結ぶA・CLAFTのケーブル・・非常にまろやかで透明、シャープなものはシャープにとどんなジャンルも見事にこなしてくれます。合間で907LimitedやエソテのX1-Sなども有った頃も有りましたが我が家の床板はその低音再現性に耐え切れず・・現状の音色を超えることは出来ずに二束三文で売られていきました（トホホ）。そんな607MOS-Pもご老体で所々ガリが出て参りましたのでアクアさんにメンテをお願いする予定でおります。ところが！生き残ったサンスイさんからも「拝見します」とのオファーが来ております・・一体どちらを選択すべきなのか？？？。

そのサンスイさんのページには「最近高級オーディオ店にて当社の製品の修理を〜」みたいな文面が掲載されておりましたが、少なからず派閥のようなものが有るんでしょうかね？・・。とりあえずはアクアさんを選ぼうと思っております。と言うのも、やはりオーディオの前線から退いてしまっているので、簡単に言えば「かゆい所に手が届く」的な処置は出来ないのでは？？。そこら辺、アクアさんは「音」の修正を行って頂けると思うのですが・・それともメーカーを信頼すべきなのか・・迷います。

派閥云々というよりも、あくまでマーカーとしての修理時の逃げ（？）口上として
「最近、当社認定以外のサービス業者がチューンナップと称して高級アンプの改造を受付けているケースがございます。修理、パーツ交換の際にこのような改造が施されている場合は当社としては、修理等に関するサービスをお断りする場合がございますのでご注意ください。」
と記載されているものでしょう。
実際問題として、現在の山水電気にはアフター及び修理等の対応はメーカーとしては不可能で、あくまで代理店へ送りそこでの対応を行っているのが現状でしょう。
607MOS-Premiumの企画設計や音決めまで全ての中心にいた大島さんのアクアがお勧めというか、安心できると思います。
修理代理店での対応は、不具合の出ている部品だけの交換をおこなうだけで、607MOS-Premiumの本来の音を取り戻すところまではなかなか…
プリメインアンプは奥が深いです。
特にお使いの607MOS-Premiumは、私の思い入れも深い最高傑作と思えるプリメインアンプです。
若干お金はかかってしまうかも知れませんが、末永く大切にお使いください。
以上、あくまでもPAPAGONの個人的な独り言です。

ＰＡＰＡＧＯＮさん、有難う御座います。「代理店へ」とは知りませんでした・・。私もこの「音色」に惚れ込んで愛用しているのでやはりアクアさんを選択致します。発売当初に新品で購入し、その後も色々なAMPが出入りしましたが、結局はこの子に戻して使い続け、耳もこの音色を覚えてしまいましたので今後も頑張ってもらおうと思ってのオーバーホールです。この、決して高価ではない小さな出力のAMPの煮詰めた時の音色・・何人の方が知っているでしょうかね・・ＰＡＰＡＧＯＮさん、本当に有難う御座います。

現状で対応云々が行き届かずとも、対応しようと努力して下さろうとしているサンスイ職員の方々、アクア職員の方々、そしてこの方達が想いを込めて作ってくれたからこそ、こうして私も「一生物」の音色に出会い感動する事が出来ました。
現在も一線で頑張っておられる職員の方々・・心から感謝を申し上げます。・・どんなに時が過ぎても、耳が覚えたサンスイ・サウンドは、決して忘れる事はありません。心より・・感動を有難う御座います。

山水の奏でるサウンドは、まさしく永久不滅です。
音楽を音楽として…
目を瞑れば、目の前にオーケストラが…
スペックでは語れない音楽を…
音作りではなく、音楽再生ですね。