[347]名門山水のアンプ&スピーカーでサックスの音を聴きましょう 投稿者:名門山水のスピーカー&アンプ最&高 メール HOME
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最近、名門サンスイさんのスピーカー&アンプを中古で購入致しました。 私が子供の頃、サンスイさんのミニコンポの音をオーディオコーナーで聴いたのですが、★特にサックスの鳴りっぷりが見事であり、高音域の透明感と密度感が高くあの独特の乾いたようなあのサックスの音の鳴りっぷりに、すっかり魅了されてしまいました。★最初に聴いたのはカセットの音源で、アーチスト等の情報は不明ですが、その後試聴した時の音楽はマルタ氏の「サマーウェーブ」と「モーニングフライト」でした。 機種やその組み合わせ等によっても音は違いますが、サンスイさんはマルタ氏やケニーG氏等のサックスの音を鳴らすと、他のメーカーさんのスピーカーやアンプとのレベル等の差が、明確に浮かび上がってきますね。 中古で購入したサンスイさんのアンプと3ウェイスピーカーに、デノンのCDプレーヤーで前述したマルタ氏の2曲をよく聴くのですが、高音域の密度感の高さや耳当たりの良さ、独特の乾いたようなサックスの音には、他のメーカーさんでは考えられないような素晴らしいものがあります。 あとはサンスイさんの場合、ボーカルの再生能力にも素晴らしいものがあると思います。あるオーディオ評論家はその昔、サンスイさんのアンプの音に対し、「ボーカルが肉声的に聴こえる」等と表現しておられましたが、ボーカルがクッキリと浮かび上がってきこえる傾向があると思います。 サンスイさんの音は柔らかい等と評されることもあり、ロック等は特に低音が軟調な傾向となりがちなので、ちょっと物足りないのですが、マルタ氏のジャズやその他ボーカルやヒーリングミュージック等に関しては、これで十分だと思いました。特にスピーカーケーブルを店で売っている物の中で一番太いものに換えたところ、高音域の密度感が増したのみならず、重低音もガンガン鳴り響くようになり、音に対する満足度が上がりました。 あと別の場所にはサンスイさんのアンプに、JVCビクターさんのウッドコーンスピーカーとオンキョーさんのCDプレーヤーを接続して聴いてますが、一時前述したコンポにてデノンさんからオンキョーさんのCDプレーヤーに交換したところ、低音に迫力がなくなったので再びデノンさんに戻し、オンキョーさんは別の場所のコンポにもってくることにしたのです。デノンさんはサンスイさんとは音の方向性が真逆な感がありますが、逆に双方の短所を補う結果となったようにも思われます。 サンスイさんのアンプの音の共通した特徴の一つは、おそらく中低域の厚みと音の柔らかさでしょうが、JVCさんのスピーカーと聴き比べたことで、サンスイさんとJVCさんとのスピーカーにおける音作りの違いも分かって参りました。 サンスイさんは音がやや後方に引っ込んでいて、オーケストラのオケの感じが演出しやすいように出来ており、他方JVCさんは音が前面へと出てくる感じなのです。またサンスイさんは低音域の締りが緩い感がありますが、JVCさんは低音が固く締まっており、特にロックやそれに類する音楽を聴くならこれだなって感じがしました(もっともウッドコーンなのでスピーカーが小さすぎてて低音があまり出ないが…)。 山水さんもビクターさんもどちらも経営的には苦しかったのでしょうが、どちらのメーカーさんも自社の製品に対して拘りとプライドとを持ち、高い技術力を駆使されていらっしゃったためでしょうか、方向性こそ異なるものの、世に送り出された製品に関してはどちらも素晴らしかったと思います。
投稿日:2016年08月08日 (月) 02時32分
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