山水電気とオーディオとの関りは 今から４５年ほど前の学生時代です。父親が電気関係の仕事をしていた関係上、私自身も大阪 日本橋界隈の電気街に日々入浸りで、当時は(12AX7や6BQ5)等のＭＴ真空管と山水電気の電源トランスや出力トランス( 確かH型というタイプで当時は高値でした )を使ってモノラルのプリメインアンプを何台か自作し、コーラル製やフォスター製のスピーカーユニットを自作のＢＯＸにいれて、好きなストリングス音楽( 特にパーシーフェイスやマントバーニー )を聞いていました。

その後、社会人になり、昨年(2009.5月)定年退職しましたが、趣味であるオーディオとの関りは現在でも相変わらず続いています。歴代に使用していたアンプ類は、トリオ・パイオニア・オンキョー等も使っていました、しかし当時から電源が命といわれた時代のアンプということでトランスの山水というこだわりから最終的には２０年以上前に購入したサンスイのプリメインアンプ( ＡＵ-α６０７ｉ)とデンオンのスピーカー(ＳＣ−Ｒ８８Ｚ)を ほぼ日常的に使用しています。

故障もなく音質も往事のままで、一昔前のアナログレコードやＣＤなどを鑑賞しています。その音質や質感は現在の技術では再現できないような手作りの重圧感さえ感じており、近頃のコンポでは味わえない迫力で孫達もびっくりしています。特に定年後の最近は時間的にも多少余裕が出来たので手入れをしながら頻繁に使用しています。

多分、このアンプは私より長生きすると思いますよ、サンスイ様ありがとう、そしてご苦労様でした。

607シリーズは、いつの時代でも時代をリードする内容のプリメインアンプです。
厳選された部品と回路を惜しみなく投入し、安心してどんなスピーカーでも、その能力を引き出します。
いつまでも大切にお使いください。