投稿日:2017年01月21日 (土) 10時44分
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66系の展開は、少し特殊。 当時の120フイルム。66判に対応していない。裏紙に66表示が無かった。その為、巻き止め装置を付ける必要があった。 66系は、35年のスーパー6(530/16)が最初。 巻き止め装置。シャッター連動、二重撮影防止機能もある。 赤窓で1を出し、後は巻き止め装置を1にする。2眼レフの、セミオートとほぼ同じ装置。当時としては、画期的な機能。 但し、当時のフイルム。裏紙の厚さ、長さが、コダックとアグファで統一してない。ツアイスは安全域を考慮、11枚撮りである。 表蓋はスクエアなので、縦開き。そのままドレイカイルを収納、起立させる必要もない。レンズは80mmテッサーF2,8かF3,5。シャッターはコンパーラビット(〜400s)最初から、イコンタ系の最高級品である。36年には、69,645のスーパーイコンタにもこの装置を付けている。F2,8はイコンタ系の中で、最高の明るさ。但し、テッサーのF2,8解放は、少し無理がある?当所から、F3,5の方が、画質は上と言われている。 私の個体。初期型のF3,5付。本体とケースに、SuperSix表示。距離目盛もm表示。欧州輸出品と思われる。 手に入れた時、シャッターが粘り、本体側のプリズムにカビ。 私の師匠である、長野カメラワークでOH。今でも全く問題ない。 初期型のスーパー6は、距離計と、ビューファインダーが別。2つ目である。37年に改良版が。距離計とビューファインダーを一体化(1つ目)RF機となる(532/16)となる。F3,5は無くなった。これは、中判スプリングカメラの最終型。以後セレン露出計がついて、12枚撮りになる。これは戦後57年まで続く。 36年。120フイルムに、66表示が付く。イコンタシックス520/16。スーパー6の巻き止め装置、距離計を外した、廉価版。ファインダーは自立するオプチカル。レンズはノバー75mmF4,5又はF3,5。シャッターは廉価版がクリオ(〜100s)F3,5の方は、コンパー又はコンパーラビット付。 38年スーパーシックス521/16。520/16に巻き止め装置を付けたもの。廉価版はノバーF4,5にクリオ(〜175) 中級品は、ノバーF3,5。コンパー(〜300s) 上級品にはテッサー75mmF3,5。コンパーラビット(〜500s)付。 38年やっとネッターが。ネッターシックス515/16。 イコンタ6の進化に伴い、残った本体を使う。ネッター80oF6,3。テルマ(〜125s)又はネッター75mmF4,5。 クリオ(〜150s)襷は直線型。ネッターで80oが付いているのは、これだけ。 私的には、イコンタを使うなら、1つ目のスーパー6が最高と思う。38年頃の物は、張革、蛇腹共最高級品。距離計、ファインダー、シャッター何の問題も無い。本体も堂々とした高級感。 戦後の12枚撮りも良い。 欠点。セレン露出計はほとんど死んでいる。操作が、左利き用に成っている。テッサー80mmF3,5は初期型の2つ目しかない。 |
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