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確認問題

問題1 反回神経について正しいものはどれか。
   a. 第\脳神経より分枝する。
   b. 右反回神経の方が障害されやすい。
   c. 麻痺により嗄声が出現する。
   d. 嚥下機能にも関与する。
   e. 耳下腺手術にて障害されやすい。
 1 a, b 2 a, e 3 b, c  4 c, d, 5 d, e

問題2 副交感神経が含まれない脳神経はどれか。
 1 第V脳神経
 2 第X脳神経
 3 第Z脳神経
 4 第\脳神経
 5 第]脳神経

問題3 末梢の交感神経線維が出る部位はどれか。
   a. 脳 幹
   b. 頸 髄
   c. 胸 髄
   d. 腰 髄
   e. 仙 髄
 1 a, b 2 a, e 3 b, c  4 c, d, 5 d, e

問題4 嚥下反射の求心性神経はどれか。
   a. 第V脳神経
   b. 第W脳神経
   c. 第X脳神経
   d. 第\脳神経
   e. 第Ⅺ脳神経
 1 a, b 2 a, e 3 b, c  4 c, d, 5 d, e

問題5 内頸動脈より分枝する動脈はどれか。
   a. 前交通動脈
   b. 後交通動脈
   c. 前脈絡叢動脈
   d. 後大脳動脈
   e. レンズ核線条体動脈
 1 a, b 2 a, e 3 b, c  4 c, d, 5 d, e

問題6 聴覚と関係ないものはどれか。
 1 蝸牛神経
 2 外側毛体
 3 下 丘
 4 外側膝状体
 5 ヘシュル横回

問題7 求心路はどれか。
   a. 後脊髄小脳路
   b. 網様体脊髄路
   c. 皮質延髄路
   d. 錐体路
   e. 外側脊髄視床路
 1 a, b 2 a, e 3 b, c  4 c, d, 5 d, e

No.233 Dr.ノーリー 2012年11月12日 (月) 11時25分


確認問題・解説

 第二回セミナーの講義内容の小テスト問題、解けましたか。解説と解答を載せておきます。

問題1 反回神経について正しいものはどれか。
   a. 第\脳神経より分枝する。
   b. 右反回神経の方が障害されやすい。
   c. 麻痺により嗄声が出現する。
   d. 嚥下機能にも関与する。
   e. 耳下腺手術にて障害されやすい。
 1 a, b 2 a, e 3 b, c  4 c, d, 5 d, e

[解説] 反回神経は言語聴覚士として格闘せねばならない相手です。しっかり復習しておいてください。第]脳神経(迷走神経)より分枝し、左反回神経は大動脈弓をくぐって上行、右反回神経は鎖骨下動脈をくぐって上行します。神経はその走行距離が長いほど障害を受けやすいとされます。当然、左反回神経の方が右に比べて障害を受けやすくなります。
 反回神経障害は即、声帯麻痺となります。声帯麻痺の特徴は講義中にまとめましたので復習を。また、反回神経麻痺は前頸部の手術、例えば甲状腺、胸腺の手術の際に出現しやすいとされます。他にも大動脈(弓部)の疾患でも可能性はありますね。大動脈瘤(血管のこぶ)などにより左反回神経が牽引されても声帯麻痺は起こります。ですから、かすれ声(嗄声)から大動脈疾患が見つかることがあるのです。このことは参考までに。
 正解は「4」。

問題2 副交感神経が含まれない脳神経はどれか。
 1 第V脳神経
 2 第X脳神経
 3 第Z脳神経
 4 第\脳神経
 5 第]脳神経

[解説] 講義でもお話ししましたが、1〜12のローマ数字にはしっかり慣れておいてください。副交感神経を含む脳神経は、動眼神経、顔面神経、舌咽神経、迷走神経の4つです。正解は「2」。

問題3 末梢の交感神経線維が出る部位はどれか。
   a. 脳 幹
   b. 頸 髄
   c. 胸 髄
   d. 腰 髄
   e. 仙 髄
 1 a, b 2 a, e 3 b, c  4 c, d, 5 d, e

[解説] 自律神経の最高中枢は間脳にある視床下部でした。交感神経、副交感神経が出る部位は各々胸髄・腰髄、脳幹・仙髄でしたね。さらにそれぞれの神経伝達物質はとても重要で、前者はノルアドレナリン、後者はアセチルコリンです。正解は「4」。

問題4 嚥下反射の求心性神経はどれか。
   a. 第V脳神経
   b. 第W脳神経
   c. 第X脳神経
   d. 第\脳神経
   e. 第Ⅺ脳神経
 1 a, b 2 a, e 3 b, c  4 c, d, 5 d, e

[解説] 言語聴覚士としての常識問題です。ちなみに医学用語としての「反射」については簡潔、かつ正確に説明できるように。求心性神経は三叉神経、舌咽神経、迷走神経でした。正解は「4」。


問題5 内頸動脈より分枝する動脈はどれか。
   a. 前交通動脈
   b. 後交通動脈
   c. 前脈絡叢動脈
   d. 後大脳動脈
   e. レンズ核線条体動脈
 1 a, b 2 a, e 3 b, c  4 c, d, 5 d, e

[解説] 血管系解剖は名称よりも形態(走行)から学ぶことが重要です。講義中に板書しましたが、まず血管走行の概形が描けること。そして次に名称です。
 思い出してください。内頚動脈については、中枢より末梢に走行する中で最初に眼動脈を前方に分岐、続いて後交通動脈、前脈絡叢動脈、そして最後に内頚動脈は前大脳動脈と中大脳動脈に分かれます。
前交通動脈は左右の前大脳動脈を結び、後交通動脈は脳底動脈から、レンズ核線条体動脈は中大脳動脈から分枝する穿通枝です。この動脈が詰まるとラクナ梗塞を、破れると脳出血を引き起こす重要な血管です。正解は「3」。

問題6 聴覚と関係ないものはどれか。
 1 蝸牛神経
 2 外側毛体
 3 下 丘
 4 外側膝状体
 5 ヘシュル横回

[解説] 特殊感覚路で国試的に問われやすいのが、内側・外側膝状体、内側・外側毛体です。これらは本当にややこしく、慣れるまでは頭を抱えてしまうこともあるでしょう。特に聴覚・味覚については、先般配布した資料をもとに、しっかりとまとめておいてください。正解は「4」。

問題7 求心路はどれか。
   a. 後脊髄小脳路
   b. 網様体脊髄路
   c. 皮質延髄路
   d. 錐体路
   e. 外側脊髄視床路
 1 a, b 2 a, e 3 b, c  4 c, d, 5 d, e

[解説] 一見難しそうな問題ですが、選択肢をていねいに吟味すれば容易な問題です。そもそも、求心路(上行路)・遠心路(下行路)について理解できていますか? 求心路とは末梢の情報を中枢に伝える経路のことでした。すなわち、末梢より中枢に上行する経路のことです。
・脊髄小脳路:脊髄→小脳ですから、求心路。
・網様体脊髄路:脳幹網様体→脊髄ですから、遠心路。
・皮質延髄路:大脳皮質→延髄ですから、遠心路。
・錐体路:別名皮質脊髄路。皮質→脊髄ですから、遠心路。
・脊髄視床路:脊髄→視床ですから、求心路。
正解は「2」。

No.235 Dr.ノーリー 2012年11月14日 (水) 12時54分




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