(113) シャコバサボテン |
投稿者:さなぷ〜
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和名:シャコバサボテン(サボテン科シュルンベルゲラ属) 学名:Schlumbergera truncata http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/shako.html
ブラジル原産の森林性サボテンです。別名クリスマス・カクタス。今、丁度 花屋さんや園芸店に並んでいますね。デンマークで品種改良が盛んで、デンマ ークから来た品種を特にデンマーク・カクタスとも呼びます。シュルンベルゲ ラ属としては全体で約5種類、カニバサボテンがそうですね。シャコバサボテ ンは葉にギザギザがあるところがシャコに似ているからこの名前になりました。 カニバサボテンはなめらかな丸い葉で,カニの足に似ているからとか。ただ, 現在は、カニバサボテンとシャコバサボテンの交配が進み、区別がほとんど無 くなってきているそうな。他にイースターカクタスなる物もありますが、こち らはリプサリドプシス属になります。
・栽培の基礎知識
最初は今の時期に園芸店などで鉢物を手に入れるしかないでしょう。これか ら年末にかけて、綺麗な花が咲くでしょう。低温に弱く18〜25℃の気温で 旺盛に生育しますので、秋から冬にかけては室内の日当たりのよい場所に置き ましょう。ただ、ストーブや温風ヒータなどの近くは避けて下さい。室内の乾 燥には弱く、湿度不足と思われる場合は霧吹きで湿らすと良いでしょう。
夏は葉焼けを起こす心配があるので、直射日光は避けて下さい。用土の乾燥 には強く、水やりは夏場は用土が乾いたらたっぷりと、冬は月に2,3回程度 で良いでしょう。
花が終わったら花がらを取り、室内で4℃前後で管理し、春の植え替えに備 えます。ゴールデンウイークの頃に植え替えをしますが、このとき葉を2,3 段摘み取って下さい。形を整えると同時に摘み取りにより生育を促します。摘 み取った葉は挿し木に出来ます。
肥料は緩効性の化学肥料を4月から7月頃与え、9月頃には肥料の効力が切 れるようにして下さい。栄養が株の生育に回って花の付きが悪くなります。又、 新芽も花が付き難いので蕾を付ける前の9月下旬頃に1段摘み取って下さい。
蕾は冬に近づき日照時間が短くなると付き始めるので、この時期夜明るい室 内で管理すると蕾を付けません。逆に利用すると開花時期の調整も可能ですね。
購入てすぐに蕾が落ちてしまうことがあります。これは、環境の変化に大変 弱いからです、室外から室内に入れる時は急激な温度変化が無いようにして下 さい。でも、実際購入前どんな環境で慣れていたかなんて解らないですよね。 運悪く蕾が落ちたら残念ながら来年に備えましょう。
・種類
園芸種として赤,桃,白,黄等、多彩で「ホワイトクリスマス」「マリー」 「サンライズレインボー」「コールドチャーム」等。
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2003年12月01日 (月) 17時47分 |
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