(120) スィートピー |
投稿者:さなぷ〜
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和名:スイートピー (マメ科Leguminosaeハマエンドウ(ラティルス)属Lathyrus) 学名:Lathyrus odoratus 別名:ジャコウレンリソウ(麝香連理草)、ジャコウエンドウ(麝香豌豆)、 カオリエンドウ(香豌豆) http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/sweet_pea.html
マメ科はキク科、ラン科についで顕花植物中でも3番目に大きな科で、657属 1万6400種が全世界に分布するそうです。スイートピーの属するハマエンドウ (ラティルス)属は地中海地域を中心に110種が分布し、スイトピーの原産地は シチリア島です。現地では4m近くになるとか。シチリア島で自生していたこの 花を、イタリア人の司教で植物研究家クバーニが、この種子をイギリスの植物 研究家に贈り、その後、イギリスで改良が重ねられ現在の姿になったそうです。 イギリスのエドワード7世の戴冠式に使われて、一躍有名になったとか。芳香 があり、香料用にも栽培される事からジャコウエンドウ(麝香豌豆)等の名前 があります。切り花としての日本でのスイートピーの栽培は、明治末期に神奈 川県の三浦半島で始まったそうで、特に切り花延命剤の効果がよく出る花で、 延命剤の有効利用でうまくやれば切り花として10日以上鑑賞できます(通常は 2〜3日)。
・栽培の基礎知識
発芽温度は10〜15℃で、主に秋播き一年草で10月中旬〜下旬に種を播くと冬 〜春に花が咲きます。移植が難しいため直播が良いでしょう。種は大きく約20 cm間隔に2〜3粒ずつ点播きし、最終的に一ヶ所1本に間引きします。又、種播 き前には必ず石灰を1平方当り100g位の割合でまき、耕して中和させます。さ らに元肥えとして、リン酸とカリ肥料を十分に施しましょう。
芽が2,3節伸びたら先端を摘心するとわき芽が伸びます。その後、必要に応 じて支柱を立て誘引します。花は咲き終わったらこまめに摘み取ると、次々に 花を咲かせます。
先に「主は秋播き一年草」と書きましたが、この他に春〜夏に開花する宿根 スイートピーL.latifoliusなど、春,夏,冬と様々な季節に咲く系統がありま すが、主な目的は切り花を一年中市場に提供する為のものであり、温室栽培や 低温処理が必要な為一般的ではないと言う意味です。
・種類
園芸品種に 夏咲き系「スイートメモリー・ブルー」「サーモン」 冬咲き系の「ミセス・ダグラス・マッカーサー」「アルテミス」 大輪多花性の「ステラ」などがある。
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2004年02月23日 (月) 19時50分 |
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