(115) ホヤ・カーリー |
投稿者:さなぷ〜
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和名:ホヤ・カーリー(ガガイモ科Asclepiadaceaeホヤ属Hoya) 学名:Hoya kerrii 別名:シャムサクララン、ラブラブハート
大きなハートと小さなハートをペアにして、「ラブラブハート」などの名称 で売られていますね。さて、この針の無いサボテンのような植物、正体は、ホ ヤ・カーリーと言う、蔓性の多肉植物の葉を挿し木にしたものです。原産地は タイ周辺で、他の高い樹木に着生し、気根を出して、枝木を上に登る蔓性の低 木に分類されます。蔓は数mもの長さになるとか。ですから、「ラブラブハート」 も上手く育てると、根元の部分から、蔓が上へ伸び、葉っぱが出ます。
仲間には、ホヤ・カルノーサ(Hoya carnosa)がありますが、こちらは、日 本南部にも自生し、むしろ園芸的には、こちらの方が有名です。ホヤ・カルノ ーサは、星型のピンクの花を咲かせることから、「サクララン」の別名があり、 ホヤ・カーリーも同じような花を咲かせますが、花が咲き難い事から人気があ りませんでした。しかし、その面白い葉の形から、最近出回るようになったよ うです。
・栽培の基礎知識
置き場所
耐陰性はかなり強いのですが、本来は強い光を好み光線不足にならないよう、 明るい場所に置いて下さい。冬は室内での管理になりますが、窓際でガラス越 しの光を沢山当てて下さい。ただし、夏の直射日光では、日焼けするので注意 が必要です。 水やり
多肉植物なので、年間を通してやや乾燥気味に管理します。ただし、多肉植 物の中では乾燥に弱い方なので、サボテン並ではNGです。土が乾いたら十分に 与えるようにします。また、葉水も有効です。冬は水を控えめにします。
肥料
生育期の夏に緩効性肥料の置き肥か、液肥を時々与えます。
温度,湿度
生育適温は20〜30℃で、越冬温度は5℃以上とされています。ただし、購入 時の葉色を保つには10℃以上が必要で、暖かい室内の窓際で管理します。5月 頃からは屋外での管理もOKです。 植え替え,殖やし方
植え替えは、2〜3年に一度を目安に一回り大きな鉢に植え替えます。適期は 5〜6月で、古い根を取り除き、新しい土に植え込みます。 殖やし方は挿し木で、適期は5〜7月です。
その他の管理
どちらかと言えば、丈夫な植物ですが、「ラブラブハート」は、幼木(挿し 木)ですので、やや弱い面もあるようです。ポイントは、やはり水やりでしょ うが、温度、日当たりも腐る(枯れる)原因ですので上の方法を目安に管理し て下さい。
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2004年01月19日 (月) 19時01分 |
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