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お花の情報

ここでは、お花についていろいろかいていきます。よかったらごらんくださいね。

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(114) シクラメン 投稿者:さなぷ〜 MAIL URL
和名:シクラメン(サクラソウ科シクラメン属)
 学名:Cyclamen.persicum
 別名:カガリビバナ,ブタノマンジュウ
  http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/sikuramen.html

 シクラメンはサクラソウとは花の形等がかなり違いますが、サクラソウ科で
す。サクラソク科(primulaceae)は全世界に22属800種あり、やはりサクラソ
ウ属のプリムラ(Primula)が、約半数を占めています。そんな中のシクラメン
属は(Cyclamen)地中海沿岸から中近東にかけて、浅い山地の森林中に自生が
見られます。原種は十数種があげられています。園芸品種は、エ一ゲ海沿岸に
分布するペルシクム(persicum)が基本となっています。

 「シクラメンのカホリ」という歌がありましたが、色の鮮やかさに比べ、香
りはほとんど期待できません。開花後、花梗はゼンマイのようにクルクルと巻
き、これがシクラメン(キクロス)の語源になっています。又、花びらが上に反
り返るので、篝火に見える事から、牧野富太郎博士によってカガリビバナ(篝火
花)という優雅な和名がつけられました。原産地の地中海では、その球根の形と
実際ブタが球根を好んで食べるため、「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」とい
う呼び名もあります。しかし、現在はシクラメンでしか通じないでしょう。

 1731年東インド会社を通してキプロス島から、イギリスに原種のシクラメン
・ペルシクムが渡来し、1860年頃から育種が盛んになりました。1870年頃には
すでにイギリス,ドイツで、今日みられるような大輪系の品種がいくつか育成
されていたそうです。1900年代初めにはさまざまな花形をした品種が発表され、
今日の品種の基礎になっています。日本には、明治末から大正にかけて伝来し
ましたが、本格的に栽培されるようになったのは、昭和30年以降です。現在は
愛知県が最も出荷量が多いとか。

・栽培の基礎知識

 野生種は耐寒性があり開花期は10月ごろ。しかし、園芸種は「冬の鉢花の女
王」とは言うものの12月の出荷を目指して温室栽培するため寒さに弱くなって
いますので要注意が必要です。又、冬の寒さよりも大敵なのが夏の暑さで、無
事冬を越した大株でも枯らしてしまいます。つまり、種や球根からの育成は難
しく、ここはプロにおまかせして、この時期の鉢を購入しましょう。

と言う事で先ずは良い鉢の選び方ですね。

 ポイントは購入時の花の数よりも葉です。花の数は葉に比例して咲くので、
葉がなるべく多いものを選びます。購入時に沢山の花が咲いていても、葉がス
カスカですと後からつぼみはあまり上がってきません。しかし、ただ多いだけ
ではダメであまり葉が立っていなくて、下の方でぎっしりつまった感じの物が
良いでしょう。葉が立っているものは密植された場合が多いく品質も落ちます。
葉も触った感じが厚く張りがある物が良いですね。葉色も当然濃い緑が良く、
葉が黄色くなっているものはよくありません。植え鉢は小さめで、株とのバラ
ンスのよいものを選びます。株に対して大きすぎるものは根の張りの悪いこと
が多く、根腐れの原因になりやすいです。花でもシミができていたり、奇形花
は病害虫の被害であることが多いので避けましょう。又、店先で寒い風に当た
っている鉢も避けたほうが無難です。

さて次は購入後から冬越しです。上手な手入れで、4月まで花が楽しめます。

 上にも書きましたが改良品種は12月の出荷を目指して温室栽培する(成長さ
せる)ため寒さに弱くなっています。最適な育成温度は15〜20℃ですので、日
中は15〜20℃の日のよく当たるところ置きましょう。シクラメンは日光を特に
好むので、出来る限り日に当てましょう。日光不足になると、葉が黄色くなっ
たり、茎がモヤシのように伸びすぎて株が弱くなります。もし、日当たりのよ
くない所に置く場合は、3〜4日毎に、日当たりのよい窓辺へ移動させるか、1
日に少なくとも2〜3時間は窓越しの日光浴をさせましょう。冬でも風のないお
天気のいい日は、外に出して日光浴をさせて上げましょう。ただし、外気温5℃
以上を確認して下さい。冷たい風には、絶対当てないよう!夜も5℃以上を保つ
必要があります。昼夜の温度差も大敵で、冬場の暖房の効いた部屋で直射日光
が当たる場所はかなり温度が上がりますが、暖房を切った夜間の窓際は、一番
温度が低い場所になる事があるので注意して下さい。最適な育成温度は15〜20
℃と書きましが実は高温にも弱く、20℃以上の暖房の効いた部屋に置くと傷み
ます。

 水を切らすと葉がすぐにぐったりするので要注意ですが、過湿も禁物です。
鉢用土が乾いてから水をたっぷり与えます。最近は、始めから底面吸水用の鉢
で売っている物もありますが、来年も咲かせたい方は管理上底面吸水用の鉢が
便利です。受け皿の水がなくなってきたら、溜まるまで上から与える事を繰り
返すと良いでしょう。水を切らしてぐったりしてしまったら、鉢の半分位まで
思いきって水につけて下さい。水を与える時の注意ですが、花や球根の頭部に
水がかからないよう、葉をめくって鉢の縁から静かに水をやってください。花
に斑点が出たり、球根が痛んで病気の原因になります。水も冷水は禁物で、室
温程度の水を与えて下さい。又、室内の暖房による乾燥も大敵で、こまめに葉
水をするなどの注意が必要です。

 過湿はボトリチス(灰色かび病)や軟腐病などの病気の原因になります。株
の中を覗き込んで、茎が解けていたり、カビのような物が生えている場合、ポ
トリチス病にかかっています。この病気にかかった場合、花に斑点上の染みが
出来たり、葉が腐り、手遅れになると球根自体が腐って枯れてしまいます。こ
のカビは、比較的低温で湿度がある程度有ると発生しやすく、シクラメンの場
合、一鉢に出ると回りに感染しますので注意が必要です。対策は、早期発見早
期治療でが、カビの生えている部分や、解けていたり柔らかく成っている茎な
どを取り去り、殺菌剤(ロブラール,ベンレートなど)を噴霧器で、葉の下の
全体に散布し、完全に直るまで一週間周期ぐらいで繰り返します。菌が球根の
中まで入り込んでいるくらいの手遅れでなければ止めることは可能です。又、
予防に、殺菌剤を散布しておくと安心です。

 購入した鉢花にはほとんど施されていますが、もし施されていなければ緩効
性化成肥料を5号鉢で6〜8粒ぐらい与えて下さい。開花期間が長期にわたるの
で、開花中も追肥をしましょう。肥料不足に成ると花も細く小さくなり、咲き
終わりも早くなります。月2回くらい薄めの液肥与えてください。底面吸水式
の鉢では、お皿にハイポネックス等の1000倍液を溜めておいても結構です。

 開花を過ぎた花は見苦しく、結実によって株を弱らせたり、病気の原因とな
るので、こまめに花がら摘みをしましょう。咲き終わった花は、切ったりせず
に、花茎ごと引き抜きます。この時注意することは、花茎を取り残さない事で
す。残った部分から病気が出ることが有ります。傷んだり枯れたりした葉も、
付け根から取り除きます。

さていよいよ、春から夏越しです。

 生育温度が15〜20℃のシクラメンにとって、30℃を超える日本の夏は大敵で
す。株が衰弱して病気が発生しやすく、相当こまめに手入れをしても枯れてし
まうことが多いようです。園芸農家では、高冷地で避暑する山上げ栽培をする
場合もあります。夏越しの方法は2通りあります。株を完全に休眠させて秋から
再び葉を出させる方法と、夏も休眠させずに葉を保ち、秋涼しくなってから再
び生育を開始させる方法です。

 休眠させない場合は、春に鉢を1回り大きいサイズのものに植え替えて良いで
しょう。春は、日の当たるところに置いて、夏は遮光して風通しの良い涼しい
ところ置いて下さい。水を1日1回たっぷり与えます。肥料は、月1回の割合で与
え、7月以降は必要ありません。枯れた葉をこまめに取り除いてやりながら、
夏場を乗り越えます。

 休眠させる場合は、5月頃から水を控え、6月からは水を与えず、休眠状態に
して夏越しさせます。この場合、9月に鉢を1回り大きいサイズのものに植え替
えます。うまく夏越してきた場合、去年にも増して多くの花がつきますので、
がんばりましょう。

再び生育の秋の管理です。

 夏の間ひと休みしていた、シクラメンも再び生長を始めます。そろそろ日に
当てましょう。寒くなるまでは水を1日1回たっぷり与えます。9月に植替えと
上に書きましたが、用土は草花用培養土又は赤玉土(小粒)と腐葉土を3:2で
混ぜたものなどで、元肥にマグァンプKなどを入れたり、根腐れ防止にミリオ
ン(珪酸白土)などを混ぜ込むのも有効です。植えかえたあと、1週間は半日
陰の場所に置きますが、それ以降は日当たりのよい場所に置き、水と肥料をた
っぷり与えましょう。育って来ると新芽が伸び、葉の枚数も増えて来ます。そ
の時全ての葉に光が当たるように、葉組みと言って、葉を重ならないように組
み替えて広げてやり、また、花芽を中心に集めてやると、形の良い株が作れま
す。そして、外気温が10℃を切るようになったら室内に取り込みます。又、園
芸農家では開花促進と花ぞろいをよくするために、つぼみが1cm程度になった
のを確認して、ベンジルアデニン60ppmとジベレリン1ppmの混合液を株の中心
部に5mlくらい散布しているそうです。

2003年12月01日 (月) 17時48分




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