(237) 宇宙へ舞い上がれ◆◆ANDREW W.K.--I GET WET◆◆ |
投稿者:nabes
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聴いてみて意外にビックリするCDってたまぁにあり ませんか?「あれ?実はこの音、自分の好きな音か も…」って。ジャケットとか見ると、これは違うだ ろうと思いながら、興味本位で借りてみたりすると あら、不思議。今回のテーマであるANDREW W.K.は 僕のツボを見事に揺らしてくれました。
「ええ!?今頃?」と思ってる輩もいることでしょ う。自分も聴いてみて初めて、ああ勿体無いなぁと 思いました。ただ、どうしてもこのアルバムのジャ ケである鼻血垂れ流しのジャケットには少し引き気 味だったわけです。「ああ、こいつは凄くヘヴィな ハードロックなんだろうな。どっちにしろオレの琴 線には響いてこないだろうな」とね。
確かにハードなロックです。全編ハイ・テンション に進行していくわけですが、不思議なくらいポップ なのですよ。曲の進行もアゲアゲで突っ走るものも あり、高揚感で泣けてきちゃうくらい感動的なもの もあり、思いっきりバカな感じがとっても素敵なわ けです。たとえていうと、ラモーンズのカラッとし た感じと、すかんちの70年代を基としたポップ・ マジックを強引に混ぜ合わせて今のチューンとして 成立させてしまっているわけで、確かにこれは日本 人の好きそうな感じかもしれません。ソロ・アーテ ィストということで、ハードなマシュー・スゥイー ト的な感じととるとわかりやすいかもしれませんね。
しかし、改めて全編聴くとこの人の音楽はとにかく、 高く高く上の方へと連れてってくれます。青い空は 勿論、大気圏など強引にぶち破り、もはや目前に迫 った宇宙世紀のファンファーレといっても過言では ないでしょう。もし、本当に宇宙へ行ける時が来る のなら、僕はi-podにハイロウズとANDREW W.K.を入 れていきたいものです。
正直、何の予備知識もないのが口惜しいわけです。 もっと、この人の事が知りたい、というわけです。 というわけで、近い内に次作である『一匹狼』も借 りてみようかと思っています。何?そこまでツボな ら買えばいいじゃないかって?そうしたいのはヤマ ヤマなんですが、なにぶん来年パパになる身として はそうもいかないんですよ。あ、そう思ってたら、 『GOT TO DO IT』の泣けるイントロがかかったよぉ。 やっぱ、買っちゃおうかなぁ。これだけ音楽を聴い ていても、なかなかお目にかかれない、とってもツ ボなアーティストを久しぶりに見つけてしまったわ けなのでした。
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2004年09月19日 (日) 08時21分 |
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