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grad all over-腐れ縁の音楽達-

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(139) 旬の食材◆◆安室奈美恵--SWEET 19 BLUES◆◆ 投稿者:nabes MAIL URL
先日、久しぶりに安室奈美恵の『SWEET 19 BLU
ES』を聴いた。これがいいんだ。変な話数百万
枚売れる訳もわかる。ただ、これが出た時は話
題性という観点で購入したけれど、そんなに熱
心に聴かなかった気がする。まぁ、売れてるし
押さえておかなくてはならない時代の音という
位置付けで買った記憶があるし、確か買った当
時って僕的に収入がバブル期だったんで、何で
も構わず買っていた時期だったので、今になっ
て「そういえば、ちゃんと聴いてなかったかも」
なんて軽いタッチで聴いてみたんだが。

しかし、売れないわけ無いよね。時代の寵児、
小室哲哉を擁して19歳という一番旬ともいえ
る年代で満を辞して出されたアルバム。シング
ルも『DON'T WANNA CRY』,『YOU'RE MY SUNSHI
NE』『CHASE THE CHANCE』『BODY FEEL EXIT』
と至れり尽せりのヒット・シングルがこれでも
かと入っていて、確か僕の記憶が正しければ、
ジャケットも4種類あった筈だ。そんなマーケ
ット的にも楽曲的にも非の打ちどころのない完
璧なアルバムとして、J-POPの歴史にも残る名盤
かもしれない。

ただ、聴いていて当時、聴かなかった訳も思い
出してきた。やっぱり、聴いている僕自体も若
かったんだろう、どちらかというとシットリし
たR&Bにある種の退屈さを覚えていたのかもしれ
ない。そして、当時のJ-POPにはまだ珍しかった
インタールードの存在も、何か間延びした感が
あったような気もする。こんな事言ってはアレ
だけど、「長いだけじゃねーか」という身も蓋
もないツッコミを入れて、他人にこのアルバム
を評していた記憶も蘇ってきた。がしかし、そ
れも昔の話。今ではそれさえも楽しめる余裕の
ある聴き方が出来てきたんだろう。聴き終わっ
た後に、「こりゃスゲーよ」って感心してしま
った。これだから音楽というものを好きという
のは辞めれられない。ある日突然、その音に関
する評価が一変してしまうのだから。

このアルバムの凄いとこは、やっぱ小室哲哉の
イケイケ感に尽きるといってもよい。実に安室
奈美恵という料理でいうところの食材を見事に
自在な形で調理している。この食材というもの
をキチンと理解した上で「こんなやり方がある
のか!?」というその当時のオリジナルで、完
全なサムシング・ニューを作り出している。そ
れがわかるのが『BODY FEEL EXIT』のリミック
ス。「まだ始まらないの?」っていうくらい引
っぱりに引っぱって、ようやく始まったと思っ
たら、南米風味に仕上げたこのリミックスは、
聴く度に作ってて楽しいだろうなという位のイ
ケイケ感が充満している。そして、まるでつき
合ってたの?ってくらいに安室奈美恵というも
のを表現した抑揚のあるバラード『SWEET 19
BLUES』は、時代を背負うということの苦悩と
一人の女の子としての素朴な希望を歌い上げた
19歳にしか歌えない旬の食材の歌である。

「もうすぐ大人ぶらずに子供の武器も使える
 いちばん旬なとき さみしさは昔よりも
 真実味おびてきたね でも明日はくる」

「世の中かっこつけてて それよりかっこ
 よくなきゃいけない もし飛び出るんだったら」

            (SWEET 19 BLUES)

若いって本当にいいなぁとオジサンは思います。
もし、読んでるかたで19歳の方がいたら、そ
んな旬、楽しんで下さい。

ちなみに、このアルバムが一番いいシチュエー
ションは、朝方とか車で空いている道を突っ走
る際にでも聴いてもらえるといいですよ。日の
出と少し肌寒い温度そこに流れるリズムとバラ
ード。ぜひお試しあれ。


2003年01月20日 (月) 18時00分




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