(45) 僕は90年代を生きてきた◆◆PUFFY--THE HIT PARADE◆◆ |
投稿者:nabes
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あ、最初にいっておくけど僕は亜美 ちゃん派ね。近頃、正直そんな会話 も聞こえないくらい、PUFFYって少 なくとも僕の中では消えた存在でし た。でもある意味、WINKが消えて、 このモーニング娘。によるアイドル 復権の昨今、PUFFYのような「アイ ドルらしくないアイドル」という90 年代を象徴するようなオルタネイテ ィブなアイコンは役目を終えたのか なと、勝手ながら思っていた。
そう思った頃からだろうか、PUFFYは ロックモードへとシフトを変えてき た。もちろん、フワフワした佇まい はそのままに、ファッションなりに 変化をつけてきた。更に好き勝手に やることで、90年代の呪縛から解放 された感があって気持ちのいいもの を感じた。そして決定打ともいえる ニュースが今年の初頭に飛び込んで きた。「PUFFYが『人にやさしく』 をカバー、2月にはカバーアルバム 発売!」興味を惹かれ久しぶりに購 入したのが今回の『THE HIT PARADE』 である。
それからも続々と情報は飛び込んで きた。BOφWYの曲もやってる?スピ ッツのチェリーも?先行シングルは ラッツ&スター?その謎を解くべく (って凄い大袈裟なんだけど)CDを コンポに挿入した。
いい意味で捉えてもらうと、PUFFY のカラオケ大会である。よく考えて みれば、この日常的な楽しさこそPU FFYなので、この好き勝手加減はかな りグーである。その中で特に印象に 残ったのは、1曲目の『IMAGE DOWN』 3曲目の『愛が止まらない』9曲目 の『嘲笑』といったところだろうか。 不思議と、『人にやさしく』は自分 の中には入ってこなかった。やはり ブルーハーツは特別な存在なので、 ヒロト以外が歌うのはイマイチ入り 込めない。
『IMAGE DOWN』は奥田民生がこの曲 を弾いていると言う事に凄い感慨を 感じる。時代的にはユニコーンとBO φWYは一世代違うので、リンクする ところはないのだが、バンドブーム の総括的な意味合いを感じる。(ち なみにブルハは弾いてないのは、や っぱり民生なりの遠慮なのだろうか ?)そしてWINKである。同じ二人組 のユニットとして、PUFFYが歌う事に これまた特別な感慨を感じる事がで きる。媚びないアイドルの時代を支 えてきた二つのグループのリンクを PUFFYっぽい柔らかいアレンジが「い い感じ」。そして『嘲笑』これはビ ートたけしの歌である。「北野ファ ンクラブ」かなんかのエンディング 曲だったと思うのだけど、この歌凄 い好きだったので個人的に嬉しかっ た。
その他にもトシちゃんの『哀愁でい と』を亜美ちゃんが、マッチの『ハ イティーンブギ』を由実ちゃんが歌 うという趣味全開な感じもいい。陽 水や原由子のカバー集は何ぶん古い 曲が多いので、温故知新的ニュアン スがあったものの、このアルバムは 僕にとっては、さながら青春アルバ ムである。
通して聴くと、PUFFYにも勿論だが、 奥田民生にも本気度が戻ってきた感 がする。ということで民生は勿論だ がPUFFYにも注目していきたい。友人 が「PUFFYも、もうすぐかな…」なん て言ってたがとんでもない!PUFFY、 もう一丁!て感じである。
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2002年03月20日 (水) 18時06分 |
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