(227) うわっ、ロックンロール◆◆YEAH YEAH YEAHS--FEVER TO TELL◆◆ |
投稿者:nabes
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ただいま、ゴールデンウィークの代休まっただ中で す。かといって、特にどこか行くという予定もない まま、ただただ、だらだらしているわけですが、久 しぶりにi-tunesの整理でもしようかなと思いまし た。気がつきゃ2000曲以上。いくらなんでも、 あり過ぎなので何枚かCD-Rに焼いてみようかと思い ました。
もちろん、それでも自分のCD欲は止まらないので、 すぐに新しいCDも借りてきたわけですが、今日はそ の中の1枚、ヤー・ヤー・ヤーズの『FEVER TO TE LL』について書こうと思います。そうなんです、洋 楽のCDは1年経たないとレンタルできないんですよ ね。なので、今回聴くのが初めてなんですよ。「今 さらかよ!」とか言わないで、おつき合いください よ。
しかし、何度か雑誌等のメディアでその名前は知っ ているわけですが、いつ目にしても、最高だと思う のが、そのバンド名。YEAH YEAH YEAHSですよ、最 高にバカなニュアンスを感じるわけで。そこには一 点の曇りもないサウンドが期待できるわけです。そ して、その期待は見事に裏切ることなく、僕の耳を 直撃したわけです。 ジョン・スペンサー直系ともいえる、ゴリゴリのガ レージ・サウンド。いま、書いている時分として、 よく晴れ渡った好天なのですが、なんとも不釣り合 いな感じもします。もっと、曇天模様に聴いたら、 これはシックリきそうです。がしかし、そんなこと はお構い無しにヴォーカルのカレン・Oは叫びまく ります。対訳もダークな匂いに相応しい、陰鬱な描 写で、思わず「これはまた、なんとも・・・」と絶 句もののカッコよさに仕上がってます。
この手のガレージものって、僕の中では聴くけど、 そんなに頻繁にってわけじゃない。たまぁに、自分 に喝を入れる意味で聴くのがベストだと思っている ので、今回、つかの間の休息で聴いてしまったのは、 もしかしたらバッド・タイミングだったかもしれな い。まぁ、しかしそんな不釣り合いな環境で鳴る音 こそ、ロックンロールそのものではないだろうかと、 思うわけです。 「何もいま、ここでこの音が鳴らなくても…」とい う具合の悪さ、ちょっと肩身を狭くしてしまいたく なってしまう感じ、それでも鳴り続ける音、そこに は凛としたものを感じ、「うわぁ、カッコイイ!」 と感嘆してしまう僕がいます。
誤って、うっかり箱の中から開けてしまった禁断の 音。中身が何かわからず、出してしまったスリルと ヌメッとした感触、それが僕のヤー・ヤー・ヤーズ であり、事あるごとに、何か聴いてしまいそうな、 そんな予感に溢れてしまう、危険なロックンロール といえるでしょう。そこから出さなければ安全な劇 薬のような、口にしなければ、何の害も無い猛毒の ような。そんな一発必中なモノを聴いてしまったよ うな気がしました。
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2004年05月12日 (水) 09時04分 |
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