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grad all over-腐れ縁の音楽達-

うちには自慢じゃないけどCDが1000枚近く(2003.7.31現在)あります。日々音楽を聞き漁る僕の独り言、雑文です。御意見等あったら、よろしく。ちなみに下項よりメルマガGRAD ALL OVERにも登録できます。

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(186) ひと夏、総まくり◆◆THE HIGH-LOWS--夏なんだな◆◆ 投稿者:nabes MAIL URL
お、よくよく考えてみると、この1ヶ月だけでハイ
ロウズは2遍書いているのか。なるべくかぶらない
ように聴いているつもりでも、こういう時もある。
全てはタイミングなんだよね。まぁ、前回は記念す
べき、150号の回だったわけだが、今回は純粋に
新しいシングルについての雑文を綴っていこうと思
ってます。

というわけで、『夏なんだな』なわけだが、勿論古
くからGRAD ALL OVERを読んでいらっしゃる方には、
御存知かと思われますが、ヒロトやマーシーには絶
大な信頼があるので、変に試聴することもなく、自
然に発売日も覚えていて、キッチリ発売日に買わせ
てもらいました。その少し前に出たJAPANのレビュ
ーには、「ただのロック・チューン」というタイト
ルで、勿論、褒め言葉ではあろうが、さほど絶賛!
というわけでもない評価をもらったわけですが、そ
んな事は僕の中では無問題。そして、聴いてみると
ブルハ時代から聴いている者にとって、何か感慨深
いものを感じたわけです。

『夏なんだな』は、もはやお馴染みとなった、アク
エリアスのCMソングとして流されている夏、ど真ん
中!ソングで、カップリングの『プール帰り』は、
三線の音色がクソ暑い中にふっと、通り抜ける涼風
を思わせるバラードナンバー、そして『ジェリーロ
ール』では。久しぶりにマーシーがヴォーカルを取
り、意味なんて無いようで実は異様に深い、でも本
当は大した事でもない、ロックンロール本来の凄み
みたいなものを高らかに鳴らしているわけだが、先
程述べた「ブルハ時代から聴いているものに〜」と
いうのは、今回のシングルが全てマーシー作品によ
るところが大きい。マーシー作で、夏というと『夏
のぬけがら』である。もし、「あ、オレも」という
人がいたら、僕とは絶対、話が合う。まぁ、それは
置いといて、ブルーハーツの路線と一線を画したフ
ォーキーで叙景的なアルバムにこの1枚を何となく
かぶる。

「何いってやがる。あのアルバムには『夏なんだな』
や『ジェリーロール』みたいなロック・チューンな
んて無いじゃねーか」という考えもありであるが、
ソロを経て、そしてブルハの解散、ハイロウズへと
キャリアを積んできた真島昌利という一ミュージシ
ャンの進化をこの一枚で感じる事ができる。そして、
いつまでもイノセントさを保っているヒロトの声が、
こういうセンチメンタルな響きを持つ曲には良く似
合う。それもマーシーがキャリアを積んで甲本ヒロ
トという天才ミュージシャンに絶大な信頼を置いて
いることへの何よりの証拠といってよい。

がしかし、このシングルは『夏のぬけがら』に終わ
らないところは、あくまで夏というたった3ヶ月強
の季節を歌い通している点に尽きよう。『夏なんだ
な』は、「なんか、最近めっきり暑くなってきた」
という感じの夏の到来を号砲一発かき鳴らし、『プ
ール帰り』は、夏の暑さに麻痺しないと感じない風、
つまり夏のピークを、そしてロックをロールするこ
とで次の季節に際しての助走をつける感じの『ジェ
リーロール』。この3曲は、同じ夏というカテゴリ
の中でも一つ一つ、違う意味合いを持つシングルと
して成立している。とりあえず梅雨があけたら『夏
なんだな』のイントロを聴いてみよう。きっと、梅
雨でジメッとした季節も晴れ渡り、全速力で駆け抜
けたくなってしまうだろう。僕は、このシングルを
「ただのロックチューン」とは呼ばない。季節を持
つ国、日本の夏を総まくりしてくれる風流と豪快さ
に溢れたオツなロックン・ロールとして、今年の夏
からきっと重宝するであろう。

2003年06月30日 (月) 12時39分




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