絶対に思う事なのですが、タレントさんって生で 見たら可愛いんだろうなぁという、当たり前の事。 それを感じたのは、少し前に髪を切りに行った時 のことです。色を入れてもらいたかったんで、美 容院に行ってみたのですが、髪を洗ってくれた女 の子が異常に可愛い。誰かに似てるんだけどなぁ、 なんて思いながら髪を洗ってもらい、色を入れて もらったのですが、なんか仕上がりが予定してい た色と違う。髪質の問題もあるだろうし、まぁ、 それはそれで仕方が無いかと思っていたのですが、 仕事場に行くと「ムラがあるよね」と言われる始 末。抗議しようかと思ったけど、思い踏みとどま ったのは、その髪を洗ってくれた女の子が可愛か ったから。あとでTVを見てて、そのコが中島美 嘉に似てるのかと認識したのはすっかり髪が伸び てきた頃の事でした。変な話、中島美嘉に髪を洗 ってもらったと仮定すれば、少しくらいのムラな どはノー問題。やっぱ、女の子って得だよなぁ。 そして、同時に似てる子でこれだけ可愛いという のなら、本物は想像を絶する可愛さなのだろうと いう事を今さらですが、認識してしまいました。
そんな邪な観点から、中島美嘉という娘には並々 なら興味があったのだが、何せ夜仕事をしている と、お目にかかれる機会は皆無といってよい。 『濱マイク』にも出てたそうだが、ビデオとか録 る習慣のない僕にとっては、連休くらいしか観る 機会もなく、折角見れたと思ったら、その回は永 瀬くんと村上淳しか出ない回だったので、またも 観る機会を逃してしまった(涙)。そんな中、社 員旅行の沖縄で『SMAP×SMAP』を観てたら、ゲス トで出てた。そこで歌う彼女は、不思議なオーラ をまとっていて、天下の SMAPにも全く気後れ無 しというか、眼中無しに等しい存在感で『WILL』 を一緒に歌っていたのが印象的で帰ってきてから、 すぐさま彼女の1stアルバム『true』をTSUTAYA で借りてきた。
なるほど、やはり圧倒的な歌唱力を持っているな ぁ。高音と低音がバランスよくとれていて、聴い ている方に決して苦しさや痛々しさを与えないと ころが素晴らしい。確かに最近の右を向いても左 を向いてもDIVAな日本女性アーティスト事情の中 で、この清涼感ってある意味、貴重かもしれない。 作家陣も秋元康からテイ・トウワ、吉田美奈子ま で幅広く、この娘に賭ける期待の程が伺えるが、 彼女にとっては、そんな事情もどうでもいいほど の無色透明ぶりが、かえって目をひく。ただ、単 純に透明ならば見えにくい。そう、何か色は見え る。それは時に白であり、黒であり、両極ともい える、何にも混じらない基本的な色から見える透 明感が、彼女のミステリアスな一面を醸し出して いて非常に興味深い。この透明感のある黒や白は、 次々と出されるシングル・または次のアルバムな どで、どのような色に変化していくのか。更に漆 黒や純白になっていくのか?それともガラッと局 面を変えて、赤や青の原色に変化していくのか、 聴けば聴く程、彼女への興味は募る一方だ。そし て、こんな多彩な歌い方の出来る娘だから、彼女 が作る歌というものにも、関心があるが、売り方 として、しばらくは彼女に作らせず、様々な作家 陣からの提供というものにしてほしいという考え もある。その方が何かミステリアスでいいのでは ないだろうか?
世の中はそうでなくても、情報が多様している世 話しない世の中である。下手すると自分の情報な んてのは、既に管理されていてもおかしくはない、 特に芸能人というのは人間事体を売り物にしてい るわけだから、色々な情報が交錯するであろうし、 ならばそれを隠しても仕方が無いという開き直り も、また一つの手であるかもしれない。でも中島 美嘉という娘には、そんなミステリアスな面をい つまでも持っていてほしい。というか、レコード 会社は全力で彼女のミステリーを守るべきだと思 う。そんな霧のかかったミステリーから覗くのは 彼女の透明感のある歌声、それだけでもう充分の ような気がする。そんな圧倒的存在感な歌声で全 てが表現できるというのは大袈裟ではない、彼女 への賛辞である。
ということで最初の話に戻るが、中島美嘉という 娘にもし、万が一会う機会があっても、何となく 会いたくない。「きっと、可愛いんだろうなぁ」 そんな想像力をいつまでも持っていていたいし、 そういうアーティストが一人くらいいても、決し て罰はあたらないと思う・・・さぁてと、もう少 ししたら例の美容院に行ってみよう。
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