子供が亡くなって、しばらくは喪に服して、モラ夫もおだやかであったが、数ヶ月経つと、また以前と同じであった。

近所で同じ頃に生まれた子供が元気にしていて、そういう家族をみるたび、「なんでうちだけまともに育たなかったんだろなあ、ああいうの見るとムカつく！」など、よその子連れ家族を見るたび心無いことを言っていた。

私はあのあとも子供の死はそのままに受け止め、悲しみに落ち込むなどということにはならなかったが、せめて、写真だけでも飾りたかったし、子供が着ていた少しの服に、小物などは残しておきたかった。　それをモラ夫はみんな捨てろと言うのだった。
「子供なんか最初っからいなかったことにしてしまうんだ！」

やはりモラにとって、子供はまず世間体のためのものだったのか。　私の想いまでもそんなふうに踏みにじられてしまうなんて・・・。
　ベビーベッドやベビーカーは、すぐに売られた。服などを、「捨てる」という冷たい行為はどうしてもしたくなかったが、運よく、遺品でもいいからゆずってほしいという知人がいた。写真や小物はこっそりかくして残した。

子供のことは家では暗黙の了解のように禁句となってしまった。
それでも私は当然、お腹を痛めて産んだ子のことを毎日想った。よい想い出として。望まなかった私のところに産まれたのに、一生懸命短い命を生きたことだけでも、大いに心の中で褒めてあげていた。そして、あの世でも立派にやっていくんだよ、と。

　ある日、新聞を読んでいた私は、初めて聞く言葉を目にした。
【揺さぶられっ子】･･･早いうちのかわいがりすぎもほどほどに、と。首のすわらない、まだ一歳未満の子が、高い高いなど、頭を激しくゆすられると、脳出血を起こし、ひきつけ、けいれんを起こし、時には死に至り、また、脳障害を持つことにも。揺さぶった当人は、ただあやしていた、と無知で、まったく虐待の意思もないことが。
＝・・・これって、これって・・・
　　つづく

おそらく、お考えの通りかと思います。

４ヶ月にもなれば、高い高いを喜ぶ子も出てきますが・・・
首の据わらぬ新生児、どんなに恐ろしい思いをしていたことか。

彼に、何を言っても、徒労に終わったことでしょう。
私たちには、伝播を防ぐという、最も大切な難問があります。

天に召された事は、神がその子をお救いになったと、考えたいものです。

えりささん、下の別記事でお声をかけてくださり、ありがとうございます。
貴女の悲しみ、苦しみに、何も出来ない私をお許しください。
周りとの軋轢に心と体がきしきし音を立てている時良く聞く歌があります。私の大好きな中島みゆきさんの歌です。

ttp://www.evesta.jp/lyric/lyrics/lyric195.html
（頭にhをつけてコピー＆ペーストしてください）

娘達は、幸い（本当に幸い）健康に育っています。
ただ、長女は行動・思考形態がますます父親にそっくりになってきました。こちらの気力がダウンしている時はまるで、父親が憑依したように見えて総毛立ちます。
シスターさんも仰っていますが、伝播を防ぐというのは実に困難な事ですね。
離れて２年、彼女は父親との面会を拒絶し続けています。
それほど拒絶している父親に似ている事に一番苦しんでいるのは長女自身なのに・・・

揺さぶられっこ症候群ですね…
言葉が無いです…。

その新聞記事を見つけた頃は、まだ「揺さぶられっ子症候群」が言われ始めた頃でした。その後、虐待問題などとともによく取り上げられはするようになったもの、このことも、もっとみんなが知っている言葉・内容になっていってほしいものです。
「モラハラ」と同じく、周りが知ることで、少しでも被害を減らすべきことだと思います。

　ふうふうさん、「命の別名」ありがとうございます。実は私もそのCD持っています。中島みゆきさんの曲には、聴いて元気になれるいい曲いっぱいありますよね。

私は一番最初の子を流産してしまったのですが。
その頃まだ三交代勤務の激務を続けてた私に「　夜勤の時は寂しいから仕事を辞めて欲しい」と言い続けてました。（寂しいというよりしたかっただけなんですがね・・・）
あんまりしつこく言うので　退職する事に決めた矢先に流産してしまいました。
どこかで　書き込みをしたような記憶もあるのですが、その流産後の処置のあと私は麻酔から覚めていなかったので　その時の様子をおもしろおかしく話すのです。「処置台に寝てたお前のあの姿・・・情けない姿だった」とか家に戻って泣いてる私を横目にバラエティ番組を真剣に見て大笑いしてる。とか　供養に行こうといっても嫌々運転してる顔とか　・・・・
その後上の娘が授かって無事産まれたから良かったけど　可愛がり方が異常でした。オムツを替えてる時のいやらしい目つき。揺さぶり症候群の事も問題になってた時だったのに　やたらと喜ぶからと「高い高い」をして自己満足してるニヤケタ顔。
そのうち　酷い夜泣きが始まり毎晩眠れなかったのに　協力するどころか別の部屋に逃げていった。そして　「子どもは一人でいい」と言い出した。二人目の娘を妊娠中はサラ金、パチンコに明け暮れ
私が「もうやめてほしい」といえば　「こんな家にはいられない」と荷物をまとめる振りをし始める。まだお腹の中に居た娘はきっとこんな父親とのやり取りを全て聞いてたんだろうな・・・・・
可哀想だな。
どうして　今頃気付いたんだろう

　平気で揺さぶりをするモラがまだまだいたとは･･･こんなことをするような奴、できるもんなら撲滅してやりたい！

ぶるうさんのところも酷いモラだったのですね。
そういえば、処置台の話、私は、たまたまモラが出産時に来ていたので、事の流れで立ち会いとなったんでしたが、遊びに来た友人に、私のその時の格好がどうとか、どこからどう子供が出てきたとか、まるで、エロビデオのすごい変態な路線のやつとか、お粗末なホラー映画のスプラッタ場面をよろこんで見ているかのような言い方をしていたんですよ。聞かされた人引いてました。
　
とにかく人命軽視でした。