ももすけさんの（遊びに来ないの？）などを見て、思い出しました。

蛇雄は夕食後、毎度のように「なんかないの？」と言っていた。
デザートのことだ。
「うーん、たとえば何食べたい？」と聞くと「なんでもいいんだよ」と言う。
「あ、プチシュークリームがあるよ」とか返事すると、必ずといっていいほど「え？そんなんじゃなくてさぁ〜饅頭とかないの〜？」と言う。
「ないよー。コンビニで買って来れば？」と言うと「饅頭とかそういうの用意しとけよ」と・・・
「だって蛇さんの”なんかないの？用”は私には何がいいかわからないから自分で用意してー」と言うと「だいたいわかるだろ。ブツブツ・・・」と常識がないかのように言われる。買いに行こうとはしない。不機嫌モード突入。”饅頭”の部分は、カステラだったり生菓子だったり毎回、違っている。

賞味期限だってあるものを、そんなに何種類も用意しておけますかっ！私はアナタじゃないのです！なんでも思い通りのものが、サッと出てくると思わないでくれー！

あと、「なんかないの？の最後の「の？」は、ないことを責められてるようだから付けないで、なんかない？に変えて」とも頼んだけど、「責めてないから変えない」って。

毎日毎日、「なんかないの？」「なんかないの？」「なんかないの？」「なんかないの？」「なんかないの？」・・・

そういえば蛇雄は、否定語を良く使った。
「どっか行かないの？」「○○しないの？」
→「どっか行こうよ」「○○しようよ」って言ったの聞いたことない。

まだヘコタレてなかった私は、「肯定語で言って」とも頼んだなぁ・・・「なんか、ある？」って。

一度も言ってはくれなかったけど。

肯定語で言ってなんて言っても、
「俺はそんなにお前ほど、物事前向きに考えられない。」
とか、言われましたよ。
だんだんと時が経つと、
「俺はお前ほど、能天気じゃない。お気楽には出来ない。」
に、それは変化していきました。
「仕事が楽しいなんて信じられない。そんな気楽な気持ちで仕事をしているって事だよな！？」
とかね。
今の職業はなりたくてなったものなので、大変だけど、なれて良かった、嬉しいって言うのは
変わらないし、やりがいがあるって言う事なのに。