華やかに着飾ること。わたしには許されていなかった。
鮮やかな色のメイクや、体の線をきれいに魅せる洋服、明るい色に染めた髪。　けっしてけばけばしいおしゃれなんかのぞんでいない、ちょっと、流行の格好して綺麗になりたいだけ。
・・・それらを私に許すことは、モラ夫にとっては、私が外へ男をひっかけにいくことを許すのと同じだった。

　もうひとつ私がもとめるもの、それはひとりで私の好きなものと向き合う時間。好きな長編小説や、クラシック音楽にひたること。　モラがテレビに没頭しだしたら、私は隣室でこっそりとそれらにひたるのだけど、忘れたころに奴はやってきて、私にも無理やり一緒に見て笑え、と強要する。　私の好きなものなんか、流行っているものではないし、誰も知らないものだから、そんなものが好きだと人づきあいが悪くなる、社会的でないもの、とモラは言うのだった。

　モラの不倫相手は、そんな私と外見と中身まさに正反対。
当時でいうコギャルのファッション、ケバいメイク、お尻や胸元見せ見せのきわどい服装、頭は金髪。スタイルは小太りの私と違い、スラリとして、今でいうかなりなエロかわ？。
その子の趣味･･･流行を追うことだけ？下ネタ、Hは大好きらしかった。
　きっと理想の女だったろう。モラは、そういう、男には不自由してないような子をひっかける勇気？が今までなくて、絶対モテない地味でブスな妻（奴らのお粗末な知的水準だと私はタダのブスにしかみえなかったんだろう）を置いといて自分を安心させたかったのか。
　そして、私のように自分の知らない理解不能な難しい世界へ逃避される心配もないわけだし。

　不倫発覚の心境は、悔しいとか嫉妬とかじゃなくて、
「私に許さない格好の極端な例の子となぜ？！　私には着飾らせてくれないのに！」

奴の返した言葉『お前が俺にたてついて辛く当たるから思い知らせてやってんだ！くやしかったらお前も男をさがしてこい！』

浮気相手とも話をしたが、「いつも奥さんが冷たいって言ってるよ！かわいそうじゃん。奥さんがいけないんだよ。」と言われた。　
[本当に]冷たいと思わせてやれるんなら思わせてやりたいわよ！モラめ、都合のいい嘘言いやがって。

だが、モラがよそへ女を作ったことで、自分への歪んだ関心も薄れてもきていて、どこか同時にホッとしてる自分があった。

この女はいい時に現れたのかも知れない、わたしは自由になれるかも。心の中の直感めいたものがそう思わせた。　

うちモラの浮気相手も、クラブ勤めの人妻で、顔文字だらけの幼いメールを送ってくる奴だったよん。向こう（愛人の両親が何故か含まれる）には同じく私が冷たいと言ったり、｢自分には一緒に謝ってくれる妻がいる｣と再婚できない言い訳したり、いいように私を口実に使ってくれていた。
相手の旦那に慰藉料を払わないですむように、私に工作させた挙句、私にも払わないで済むように「原因は性格の不一致だ、しし座が冷たいからだ｣と最後まで言い張りました。なので、ほんとに冷たい女になってみました。
でも、離婚しても自分の住民票すら奴は移してなかったので、私が届け出てあげました。郵便局にも。私のどこが冷たいんでしょう（笑）
大馬鹿者は笑い飛ばしてやりましょう。自分の過去も笑い飛ばせますように。

そういえばえりささん、フルメタルジャケットやプライベート・ライアンやら、戦争映画ばかり見させられた時期がありました。好きじゃなかったんだけど（後者はとても良かったけど）。私の好みでオペラ座の怪人を一緒に見たときは、モラ夫は寝てました。プンプン。男たちの大和を見に連れて行かれる前に別れられて良かった。
笑ってはいても、どこかの海の底にもう一人の自分を置いてきたような気がします。自分でロープを切って生きることを選んだはずなのに。さて、映画の題名は？おちゃらけて申し訳ありません。

浮気相手は、私と正反対の、遊び系コギャルでした。。。
私も、相当、「そんな男をひっかける格好はするな！。」と言われてたもんです。だから、清純派に収まってました。

そして挙句、「正反対のコだと、やっぱり面白みあるじゃん。
けど、顔はそんなにかわいくないで。一般的に見て普通の子。てか、これでお前もわかったろ？俺は別に胸の大きさだけで選んでないって。」

・・・とモラ。悪びれる様子もま〜ったくなく、
浮気したのもお前のせい。自分を磨かんからだ・・・。

・・・・はあ〜？？？？？？

ですよ。

･･･浮気相手のタイプまで似ているとは、これまた驚いたぁ。

正反対のタイプといえば、私、離婚後はモラと正反対なタイプの人とたくさん仲良しになったな。ちゃんと人の意見を尊重する人、人の話が聞ける人、男だということでエラそうにしない人、・・・その人たちにしたらそんなの当たり前なことなんだけど。モラの話をしたら、「男の風上にもおけない」「そんな奴、鼻クソ以下、ゲロ以下」ってさ。

浮気相手はお勤めのため、年はサバを読んでました。二十歳そこそこって。モラ夫の携帯見たら、誕生日と星座も入れてた。おじさん、そこまでするか？私の誕生日に何かくれたか？
うちの娘にライバル心を燃やしてたみたいだけど、娘はバッサリ、「おばさんじゃん！」と一言。
前も書いたけど、家族旅行でモラ夫の隣に座った娘だけ見て、知り合いが「若い愛人と来たの？」と冗談を言った。さぞかしグサッと刺さっていただろうな(笑)。

あ〜っははは、しし座さん、↑娘さんに、知り合いの方に、モラの痛いとこ見事に突かれてますね〜っ！

　こちらのモラ夫は、離婚後、浮気が本気となって、そのコギャルと結婚したらしい･･･コギャルの元彼はDV男だったらしい。そんで、それと別れる相談とかモラ夫としてたらしい。で、「やさしい人〜」とマジで惚れてたっぽい。そんな奴らがどうなったかは知ったこっちゃないけど、また変な家庭を作っているのだろうか。

絶句！うちも同じだ〜だんながＤＶだとか、その上セックスレスだったって。そりゃ、自分の子じゃないことがわかっちゃうよ〜
でも、女がギャンギャン噛み付いたり物を投げるから、だんなの手が出ちゃうんだって。
そんなことまで告白されてもねぇ。それでも「妻を水商売に出したら、浮気するのは当然、夫が悪い。だから慰謝料払わない」って言う理論。とっても変！
一番悪いのは、かまってくれないからとか理由をつけてＷ不倫した自分たちじゃないか。水商売の女性全部をもバカにした言い訳だい。
ついでに女からのメール「○○ちんはそんなにお金（出張費のこと）がもらえて、すごいんだ〜」と目がハートになってた感じ。　甘い！着替えや靴や消耗品は持ち出しで、毎回家計から出していたんだよっ。

うちモラは家族手当が減って、養育費も定年間際までしっかりいただくから、金の切れ目が縁の切れ目かも。日本海さんの指摘どおり、葬式にも来てもらえないかもよん。
二つの家族をぶち壊したんだから、勇気と愛情があったなら再婚すればいいんじゃない？「変な人」どうしでと思ってます。でも、生命保険の受け取り人は子供にしておいて欲しいなあ。

　またまたよく似たことで･･･。
それにまたうま〜いこと自分たちの不倫を正当化してからにねぇ。

こちらのモラ夫＆ギャルもなんやかやと、正当化して、自分たちはDV男や冷たい妻に苦しんでるかわいそうな二人なんだぁ〜と酔ってるようにも見えて、寒ぅ〜〜って感じもした。
モラ夫は人の不幸大好きだし、そのギャルに「俺がしあわせにしてやるっ」とか言ってハマってたんだろなぁと、目にみえるようだ。オエ〜ッ！

しかし、ギャルたち、おバカちゃんで人を見る目がないね、DVの次はモラだよ〜〜っ！
　

えりささんのモラ、本当に「不倫願望」が強かったんだね。
願いを実現したところもすごい。そして、わかりやすい。（笑）

話聞いてると、きちんとした妻を置いて便利に使いながら、自分は勝手に浮気して好き放題したい、という、モラらしい自分勝手ぶりがよく現れている。
それで妻が逃げなければ、モラの願望ももっと叶ったんだろうけど、これでモラも自滅でしょうね、多分。

浮気とか不倫に限らずだけど、モラを許してやることなんかないと思う。
許す人がいるから、モラが増殖するんだもん。
きっとどこかに許す人がいることでしょう。モラはそういう人を探して彷徨う。でも、それが、えりささんやしし座さんやマカロンさんである必要はないものね。