夫はよく自分のことを、「俺は偽善者じゃなくて偽悪者だから」と言っていました。
確かに夫は辛辣、皮肉屋、毒舌家で鳴らしていましたが、偽悪者って、本当は自分が良い人だって言いたいわけ？だから理解して許せと？気にする方が心が狭いと？

私も相当口は悪いと言われますが、部下を泣かすほど嫌味なんか言わない自信はありますが。私、口が悪くても好かれているところが、夫と決定的に違うと思うんですが。夫には人間関係がわからない。
この違いは、夫には理解できないらしい。私はわざわざ好んで人を傷つけたりしないもの。わざわざ人が嫌がることを言ったりしないもの。

自分と子供達が半殺しにされて、加害者本人から不幸な生い立ちだったから許せと言われ、過失だから許せと言われて、許せる人がいるでしょうか。
不幸な生い立ちで立派に生きている人に失礼だと思う。
いや、夫がしたことは、過失ではない。繰り返し意図的にやっていた。100歩譲って、過失だとしても、自分がしたことは自分で責任を取るしかないでしょう。
やったことは、やったこと。それに変わりは無い。
いくら「冗談だ」と言われても、私は妻や子を嘲る夫の冗談には乗る気はありません。

もう、会いたくも無いんだから、近寄らないでくれ。仲良くしようと思わないでくれ。被害者と加害者が仲良くするって、無理だろう。
未だ、加害者の自覚が持てない馬鹿な奴です。

モラってどいつも一緒ですね。

「偽悪者」とかもそうだけど、とにかく「違う俺」ポーズとるの大好きだった。
俺は本当はいい奴なんだけど、悪い行動を取っているのは他人のせい。
だから、お前さえ努力すれば、本当の優しい俺を出してやってもいい。みたいな。

モラは言っていい冗談と言っちゃいけない冗談が、本当にわからない。
冗談にしてはきつすぎるんじゃない？とツッコミ入れて「わからないお前がバカ」って返ってくるのもあんまりだけど、
「え？冗談じゃないよ」とあっさり言われた日には、こいつには本当に人の良心が無いんか？と思った。

「不幸な育ち方をしたから仕方ない」っていいわけしているけど、他人に八つ当たりしていい訳が無いし、大人になったなら自分でモノの善悪をわきまえようとするんじゃないの？

自分が辛かったこそ、他人には優しくしたいって発想はそれこそ「偽善者」と糾弾して、そんな自分は正直者だと調子に乗ってた。

そんなバカ、バカの私には変えられない。
バカを変える前に、バカの自分をちょっとだけ賢くして逃げ出せてよかった。

モラはその場をとりつくろうために、口先だけで弁解したり誤ったりするけど、それこそ「偽善」で、自分がやったことが悪いと考えてないし当然反省もできない。

どんどん繰り返すので、とても水に流しきれません。

パブでも言ったけど、私たち馬鹿だったけど（笑）学習したからいいじゃない。
同じ過ちは繰り返しませんよ。ね。

それにしても夫は明るかった。私も明るかったけど。（笑）それでも私はどんどん元気が無くなったけど。

夫が明るすぎるくらいだったのは、なーんにも深く考えていなかったから、上っ面だけで生きていたからに違いない。
「光と影」の、影が一切ないから明るい？自分に間違いがないと信念を持っているから影がない？良心を持たないから、自分を省みないから影もない？
やっぱり、モラこそ馬鹿だよ。というか、人間じゃない。

無理に反省させられても、3日で復活するところもゾンビみたい。

ゾンビですか、なるほど人を貪って、エネルギーを吸い取るし。確かに「人｣とは違ってますね。
ついでに、うちのも茶髪にしたりひげを生やしたりして「チョイ悪親父｣を気取っていましたが、ただの｢悪親父」でした。一刀両断です。私の中では、もう死んでいます。

ありがとうございます。
そうですね。
とりあえず、昔の自分を振り返れるようになったのはいいけど、自分で自分をバカって言うのはモラがいるのと同じですよね。
過去の亡霊は断ち切らなければ！

ゾンビってスローな動きでじわじわおいつめるところが、モラそっくりかも。
あと他人徹底的に食い物にするところとか。

モラ夫は、学生時代にモラ義父にされた仕打ち（仕送りのストップ）を売り物にしていました。そして、それと同じことを自分も子供にしようとした。なのに義父にそっくりという自覚はなかったです。

浮気を一旦謝った後、豹変して「全部しし座が悪い、慰謝料も財産分与もやらない」と言ったのは、１回謝って許してもらったから浮気は帳消しのつもり…ってなるわきゃないだろー！
私を散々泣かせて、「一応、戻る努力をする｣と言った後、夕食を食べることになり、もちろん私はのどを通らないのに、私の食べない分まで食べた。ビールまで飲んでた。食欲は忘れなかったらしい。

義母は「そんなん言い訳や｣と見抜いたけど、もちろん私も八つ当たりだったとわかったけど、その根性は許せない。義母は「バカな息子に育ててごめん」と言ってくれたけど、私が「お義母さんみたいな妻がいいんだそうです。私にはなれません｣と言うと、「私はそんなこと、言ったことない｣と最後は責任逃れしてました。


それと、セツコさんの言うように「人とは違う自分」を演出するのが大好きでしたねぇ。「この辺の人間は、外に出て行く勇気がない｣とか、教え子に「自分のこと、先生と呼ぶな｣とか言って。

もう、お通夜で故人をしのんでいる感じで、しみじみと思い出しています。立ち現れるのはモラの亡霊。日に日に影が薄くなっていきます。次はエクソシストか陰陽師にでもなりそうな私…