元モラ夫は、家の中が、外から見えていないか、異常に気にする奴だった。
カーテン、障子、などは、少しでも隙間があると容赦なかった。

うちは社宅群の団地だったし、みんなにはちゃんとご挨拶を欠かさずしてたし、素性のわからない人は住んでなかったから、さほど気にする必要もないかぁ、と私は思ってたし、よそのお宅のお部屋も中身まるみえで、ご主人がパンツ一丁で体操してるの見えてたくらい、平和な団地だった。

モラのいる時は、裏側の障子を開けることいっさい禁止だった。開けないとすごく風通しが悪くなるのに。
　「家の中を望遠鏡で見てる奴がいるかもしれないから。」
って、マジになって怒るし、
おかげで連休あけたら、その部屋のすみっこにカビが生えてしまった。

カーテンも、すみっこにまったく隙間なくピタ――ッと閉めないといけなかった。（古い団地でカーテンレールの立て付け悪くすごく閉めにくかった。）
　理由は「夜に、お前がハダカでいないかとかを、隙間を遠くからのぞいてる奴がいるかもしれんだろ。そんで、昼間やってきてレイプしにくるんだ。」

・・実際そんな事件はあるだろうけどよ、そこまで一日じゅう変な意識して暮らすほうがどうかと思う。

モラが帰宅してきて、暗くなってもカーテンが閉まってなかったり、閉めてても隙間が少しでも開いてたらキレた。
そして、ずーっと食事のあいだ、不機嫌になるのだった。

・・離婚してから、無意識の上でカーテンを触るのや、閉めるのや、近づくと嫌〜な気分がしていて、、あるときフラッシュバックのように思い出した。毎日のことだったから、無意識にすりこまれてたんだ。ぞぞ〜〜ッ･･･

それとも、モラ帝国の国境をガードしているのかしら？
息苦しかったでしょうね。

＞夜に、お前がハダカでいないかとかを、隙間を遠くからのぞいてる奴がいるかもしれんだろ。

なんか･･･怖い考えだけど、モラなだけに奥さんが心配というより、逆にモラ夫自身が近所の団地の女性を覗いて妄想するのをひそかに楽しみにしていたとか、近所の家を除いてあれこれ頭の中でケチつけて優越感に浸っていた分、自分の家を覗かれて同じことされる！とでも思い込んでいたのかもしれませんね。

しし座さん、セツコさん、返信ありがとうございます。

そのとおり、モラ夫は、被害妄想。それも性犯罪の妄想は、もっともお得意でしたから。
　＞近所の団地の女性を覗いて妄想
･･･妄想はしてただろう、というか、「人妻はたまらんなぁ」とかいう、男のエロ趣味の中でも、人妻好きでしたから、私に投影してみて勝手に妄想して、それで、実際侵入者に来られたらたまらんなぁ、と、妄想と現実をごっちゃにしたのか。おお〜、嫌だ嫌だ。
　＞モラ帝国の国境
･･･そりゃもう国境警備に命をかけてましたよ。拉致被害者をかかえてますからね。
･･･友人には「アンタ、それはまるでK国におったんちゃうか？」と言われましたよ。