取り敢えず、1周終わらせたンですが……正直評価はびみおかと。
いや、パーツパーツは光ってるトコロがあるンですが、全体通してみるとチグハグな印象が拭えなくって。特に(後半戦の)シナリヲが”ショパンの亡くなる数時間前に見た最期の夢”設定ゆえか必要以上に抽象的なのが唐突感を増長してくれますし。
その上、(真面目にやってるであろう)登場人物のエキセントリックな言動が半ばギャグの領域に達しているのがまた。最初、”深夜2時に見ず知らずの中年男性を夜の散歩に誘う無警戒なポルカ嬢”に吹いてましたが、後半戦はそれすら霞むステキ言動を登場人物が連発してくれマシタ。
システム的には視点変更『不可』の為、見辛いのもネックかと。その癖、その見辛い箇所に先に進む階段・宝箱とかあったり、敵が隠れてて不意打ち喰らったりとストレス溜まりました。戦闘もパーティーLV6まで上げれば話は別ですが、5までだと無駄(悪い意味)に制約が加わうのがねぇ。
ついでに2周目『しか』楽しめないイベント(実績)が多いってのも……。いやまぁ、ぐるぐる系のギャルゲと一緒と言えばそれまでなンですが。
とまれ、絵的には明らかに次世代機なのを頷かせるほどに美しい造りですし、昨今のRPG大作志向に反して2〜30時間程度で終わるお手軽感は良かったです。取り敢えず、過度の期待さえしなければソコまで悪くはなかったかな、と。
ちなみに、おっさんゲーマー的には『良くも悪くもウルフチームのゲーム』の一言で。
PS.HERMITの新作、KID者にはダントツ目が離せない絵師のようで……。
≪http://www.will-game.com/hermit/h03/top.html≫