わたくしのリサイタルに毎年欠かさすことなく来て下さる友人が先月、職場に居る時に脳出血で倒れた と連絡があり、今日、やっとお見舞いに行くことが出来ました。横浜から30分程の場所にある横浜旭中央総合病院は緑に囲まれた環境に在り、猛暑の暑さを一瞬忘れさせてくれる爽やかな風が吹いていました。幸い一命は取り留めたものの右手のみしか動かなくなってしまっていて、言葉は全く話せなかった状態だったのが、この約ひと月の努力で意思を伝えられるくらいにまで小さくでしたが声を発することが出来るようになっていることと筆談も交わせるようになっていると聞き伺いました。
病室に入り、彼女の顔を見た瞬間、病だから?と言うのとは違って〜〈え?別人?〉と思う程に表情が違っていたのです。元気な時には、どちらかというとボーイッシュで男前?^_−☆だったのが、見たことがないほど女性らしい表情に変わっていて、(これは本人にも耳元で伝えたことなのですが)「貴女って〜本当は〜もの凄く色っぽくて〜女らしい人だったのね!」と。つい伝えずにはいられない程の変化に驚かされました。わたくしの顔を見るなり 目を見開いて「やっと逢えたね!」と優しい文字で彼女はノートに書いてくれました。<やっと逢えたね。。。>??(・・?) 一瞬、心が混乱しました。 逢いたくて・・・逢いたくて毎日・・・逢いたくて。 苦しい気持ちを抱いたまま、逢うことが叶わない恋人どうしがささやき合うような言葉を彼女から受け取ったからです。 心の言葉を噛みしめながら、わたしに出来ること!!! 今 わたくしが挑戦し目指していること、考えていること&彼女が今回、体験することを引き受けたこの病、そしてこのような状態に対する私の考え、互いに感情のすべてを味わい尽くそうね!と言う私の気持ちを伝えて参りました。彼女からもらった言葉に尽くせないこと「生かされていることは奇跡である」&それによって見つめた私自身の決意を、ひとつひとつ実現し体現して参りたいと心 新たに致しました。すべてが本当に学びだと感じた一日でした。有難うございました。
Misao
22:56:18
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