一年程前、あるお客様からこう言われました。「歌手は聴く人に歌詞の内容でも人を感動させられるけれど、楽器を演奏する人って歌詞では感動させられないから大変よね〜」と。 「はい、クラシック、ポピュラー、童謡etc,,,ジャンルを問わず歌詞が伴う曲をフルートで演奏する場合、演奏しながら歌うことは不可能ですから歌詞の内容で聴いて下さる方を感動させることは出来ません!」おひとりおひとりの中に在る記憶が呼び覚まされ、更にその曲がより深まるようにすることが楽器演奏者に出来ることですから確かに楽器と言うものはストレートに表現出来る歌 以上に一段 大変なのかもしれません。だからこそ楽器を奏でる者にとって選曲した曲は自分が演奏せずにはいられないものでありたいですし、表現せずにはいられない曲でなければならないと思っております。(前置きが長くなりましたが・・・)昨夜わたしはテレビから流れてきた、あるポップスの曲を聴いて胸が張り裂けそうになり号泣してしまいました。数年前にヒットしたその曲ですが「え?この曲、こんな歌詞だったの?」と、改めて歌詞を調べてみました。
今になって、今のわたしだから、ここまでの出逢いに導かれたからこそ この曲のその歌詞の意味が私に染みいて私の心 魂を揺さぶってくれたのでした。
歌謡曲を聴いて人生、はじめて(T_T)!と言ってもいいくらいに涙が溢れた夜でした。そんな曲は やはり自分にとって特別ですよね。 考えもしていなかった曲ですが、いつかレパートリーに加え演奏してみようかな〜と思っております。
Misao
23:33:54
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