[2422] 11年電力問10
投稿者:GT
投稿日:2008年05月15日 (木) 19時32分
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次の記述は、我が国で一般的に用いられている非接地三相3線式の高圧配電線方式に関するものである。誤っているのは次のうちどれか。
(1)高圧配電線は、多くの場合、配電用変電所の変圧器二次側△巻線から引き出されている。 (2)一般に一線地絡事故時の地絡電流は十数アンペア程度であり、中性点接地高圧配電方式に比べて小さい。 (3)一線地絡故障中の健全相対地電圧は、正常運転時と同じである。 (4)地絡事故時の選択遮断方式は、中性点接地高圧配電方式に比べて複雑になる。 (5)高圧と低圧が混触した場合、低圧電路の対地電圧の上昇は、中性点接地高圧配電方式に比べて小さい。
五択の(5)ですがなぜ、中性点接地方式と比べて非接地式の方が小さいのでしょうか?よろしくお願いします。 |
■[2424] RE:11年電力問10 まっちゃん(2008年05月15日 (木) 22時36分)
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わたしはこの問題のどれが、誤っているとされているのかはわかりませんが、実際どれですか? パッと見て、(5)以外は、合っている様に思えるんですが。 |
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■[2426] RE11年電力問10GT(2008年05月16日 (金) 12時47分)
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すいません(3)が誤りでその他は文書どうりです。難しいですよね、この問題よろしくお願いします。 |
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■[2427] RE11年電力問 まっちゃん(2008年05月16日 (金) 21時16分)
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(3)一線地絡故障中の健全相対地電圧は、正常運転時と同じである。 は誤りですね。非接地系統では、中性点は健全時には三角形の中央に位置するのに対して、一線地絡時は中性点は三角形の頂点に移るから、それに連れて健全相の対地電圧は三角形の1辺の長さになります。
さて、(5)についてですが、その前にB種接地抵抗とD種接地抵抗の相関関係はご存知でしょうか? 地絡事故時にB種接地抵抗が低いとD種接地抵抗の効果が薄くなってしまうということですね。 高低圧の混触事故は高圧側からみると、ある種地絡事故と解釈できます。そして、高圧側の中性点抵抗は先のB種接地抵抗、低圧側はD種接地抵抗と見れます。 高圧側が接地方式ならB種接地抵抗が小さく、非接地方式ならB種接地抵抗は無限大ということです。 このことから、接地方式では混触事故時は低圧側に過大の電圧がかかり、非接地方式ではあまりかからないことになります。
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