ご参考になるかどうか分かりませんが、強迫に陥った時の自分の心の動きを見つめてみました。

【ある日の事例】
友人と歩いていて道に汚物があった。その前後にそれを踏んだクルマの轍があった。とっさに気づいて友人に伝え、友人も気づいて汚物を避けた。しかし轍は踏んでしまったように見えた。

【妄想】
・友人は轍の跡を踏んでしまった。間接的に汚物が靴に移った。この後、一緒に食事をするが、向かい合って座った時に脚を組むかもしれない。その時に自分のズボンに汚れが移るかも知れない。
・自分も跡を踏んだかも知れない。汚物が付着してしまった。どうやって靴を消毒しようか。また、歩く時にズボンの裾に汚れが移るかも知れない。
・そのズボンを洗濯すると洗濯機が汚染されてしまう。どうしよう。クリーニングに出そうか。

【思い直し】
・これまでも知らないうちに汚物を踏んでいたかも知れないが、気づかなければ問題になっていない筈だ。
・汚物の中に足を踏み入れた訳でもなければ、それが跳ねて汚れた訳でもない。跡を踏んだかも知れないが、その程度ならそのあと道を歩いて行くうちに無くなってしまうだろう。
・それなら他の誰かが汚物を踏んだあとで歩いた道は歩けないことになる。それは不合理な考えだ。
・喫茶店に入るときに靴は足拭きマットでさらに汚れが落とされている筈。そのマットを交換する職業の人がいつも死んだり苦しんだりしている訳がない。つまりこれは不合理な考えだ。
・こんなことが起こらないように、という気持ちが汚物を見た時に崩れてしまった。完璧を期待してそれが成就しなかった時に受ける残念感も気分に拍車をかけている。それを損なった時に例えば他人のせいにしたりする。しかしそもそも完璧に物事が運ぶように思っていること自体が間違っている
・こんなことが起こるのは無頓着な友人のせいかも、とまで思考が及んでいる。しかし事象に友人の性格は関係がない。不合理だ。
・以前なら三歩歩いたら忘れていただろう。

【行動の結論】
上でまとめたように、事実と想像が渾然一体となってしまっているのが苦しみの原因だ。こう分かった以上は、気分的にすぐれなくても
・忘れる。あるいは忘れたかのように振舞っていい。
・洗濯も普通で問題ない。
・消毒もする必要がない。
・そんな時間があれば他のことをやったほうが人生得だ。

まさしく私も同じ心の動きをしてました。
私だけでないと思うと少し楽になりました。
そして現在進行形です。
私の場合はその後があります。

・母ならどうするかを聞いてその通りにする
・それが出来ない時は消毒してしまう
・消毒してしまう自分に落ち込む
・落ち込んではいけない、次回は消毒しないよ うにしようと決意する
・引きずらないように他のことを考える

って感じです。
最近は毎日の消毒を減らす目標を１週間ごとに決めてます。
ご参考になれば幸いです。

消毒してしまうことに敗北感を感じてさらに落ち込む、というのはその通りですね。

そして消毒してもし足りない、という悪循環になってしまうこともあります。

つまり、消毒は最初から解決策にはなっておらず、結局この気分の落ち込みには何も関係ないんですよね。

通常の人が普通に汚いものに触れてしまい、それを消毒するというのはありうることで、例えば便に素手で触れてしまった場合、これをそのままにする人は殆どいないと思います。

手を洗ってからヒビスコールがあれば擦り込んだりもするでしょう。

介護施設で風呂場を定期的に二酸化塩素で消毒するとか、そういうことは法律で決まっているのかも知れませんが、普通に行われていることでしょう。

では何が違うのか。

それは、「消毒しても終わらない」ということと思います。何故なら、汚れているのは消毒する対象ではなく、心の作り上げた妄想だからです。

普通に誰がみても汚いものに触れたら、消毒するのはごく普通の行為ですから。

事実と想像（妄想）との切り分け、これが私に課された課題と最近では思っています。

そして、どこからが想像なのかを見極めて、それを意識する、ということで相当違ってくる感じがあります。

想像の部分は実際に起こっていないことですから無視していいと思い聞かせます。いま、妄想してるぞ、と自分へ向けて言葉にすることもあります。

ただ、論理的帰結として起こりうることに対策するのは異常ではないとも思います。たとえば、転んで膝小僧を擦りむいたら消毒しないと膿んでくるとか。誰が考えても現在では常識になっていることは普通しますよね。

これを切り分ける。切り分けてそれを意識する。
意識することでその分、心の負担が減る。

それでも結果が、例えばノロに罹るとか、が起こってしまったらそこから先はもう運命と思うしかないですよね。それ以上はもう自分の手に負えない世界と思うしかない。手に負えないことは考えなくてよい。

ごめんなさい、上記は書くことによって自分へ再認識させているので、そう思ってください。お目汚しでした。人生、辛いこともありますね。

切り分け、なるほど、と思いました。
改めて必要性を実感しました。

落ち込むことについてですが、いつまでたってめやめられないわたしは意志が弱いダメな人間だ、となってしまうんです。
中々やめられないのは意志が弱いわけではない、とある本にありました。

私も、ついてしまったかもしれない、で消毒することがあります。
今週の目標を、ついてしまったかもしれない、でもで消毒するのをやめる、にします！
先週から１週間ごとに消毒を減らす目標を決めてましたが、中々次の目標が決まらず悩んでました。
おかげさまで目標が決まりました(^-^)ゝ゛

変な話ですが、私なら目標は作らないと思います。
作っても結果的に消毒してしまったら気分が落ち込むからです。

私としては、消毒してもしなくても良い、というところがバランス的に良いかと。
消毒してしまった、でもＯＫ。しなくてもオッケーとか。頑張ってないし、とらわれてもいない感じ。

でも私も素人ですからよく分かりません。

やはり主治医やカウンセラーなどの専門家に相談されるのが良いかと思います。

なるほど、そういう考え方もありますね。

実は先ほどのある本というのが、先日主治医からすすめられた本で、行動科学に基づいて、そ目標を明確にしてご褒美とペナルティを設定するとありました。おそらく目標を明確にしろ、という意味かなと思いました。主治医に報告がてら目標について確認してみます。

でも、目標にとらわれている時には、
あえて目標をつくらないほうがいいでしょうし、時と場合によってですよね。

その都度専門家に判断を委ねたほうがよさそうですね。

起承転結がついていて、とてもまとまりがよく読みやすかったです。
妥協点を見いだしたり、自分なりに諦めたり、この病気は自分との戦いなのもよくわかりますよね。
私が常に思うのは、汚れが可視できれば、見えるものなら気持ちも違うのかなぁと度々思います。
しかし、可視できない汚れは、汚れと見なす必要はないように感じたり…
正しい知識を身に付けたり、間違った知識を正す機会も必要性を感じます。

こんなことを書いたのはほかの人がどんな風なのか私自身が知りたかったからなんですが、仰るように本当に自分との戦いですね。一体何してるんだろうと思いながら、馬鹿馬鹿しいことに振り回されてることがよく分かりながら。

しょうがないですね。何か好きな、熱中できるものを見つけてやり過ごすしかないですかね。いつかふとすっかり気にならなくなっているかも知れないと思ったり。

不可視の汚れは気にしなくていいというのはよく分かります。そもそも気になるのは実体のない不可視の妄想で、ここからここへ汚れが移ったとか、汚れの「雰囲気」を纏っているとかの思い込みですものね。この基準は分かりやすいですね。有難うございます。

久しぶりに投稿します。
私にもあてはまることがあるある！と思いながら
読ませていただきました。
とても参考になりました。
私も汚物（私の場合は主に鳥の糞）が落ちている道路を通った時に靴の底が汚れた→その靴で踏んだ所は汚いという二次的感染の被害妄想にさいなまれます。
同じ所を通った職場の人は靴のまま床に正座して用事をしたりします。わりとざっぱな性格なので気にならないのでしょうが、案外それが普通の感覚なのかもしれません。
私事ですが、最近胸の息苦しさが続いていたのでかかりつけの心療内科に行ったら循環器科へ行くよう勧められましたが症状が楽になるようにと
お薬を貰いました。もしかしたら心臓神経症という病気（心臓に異常がないのに心臓疾患のような病状が出るものでストレス等が原因）かもしれないとのことで。後日循環器科を受診して検査しましたが異常なしとのことだったのでおそらく前述の病気のようです。
私の場合、汚れたかも　　

すみません、操作ミスで途中で送信されてしまいました。
私の場合、触ったかも？汚れたかも？の被害妄想に対する強迫行為が多くて無駄な労力ばかり使っています。お恥ずかしい話ですが、仕事をしていてお昼は近いので自宅に帰っているのですが最近はなるべく強迫行為の対象物を減らす為に**(確認後掲載)で自転車に乗って帰ります。どうせ昼食をとりに帰るだけだしと勝手に自己弁護しながら。。。会社の人にかばんは？と何度か聞かれて返事に困ったこがあります。おそらく変な人と思われていて周りの目は気になりますが、それより強迫行為の為にお昼休みがつぶれてしまうほうが辛いので。実際昼食をとる時間がなくなってしまうこともあるので。。。
やはり、皆さんのように何か解決策をみつけなくてはいけませんね。
なんだか愚痴のような投稿になってしまってすみませんでした。

なんだか掲示板を振り返ってみると自分ばかり書き込みをしてしまっており他の方が書き込みづらくなっているのではないかと申し訳なく思っております。

ころりんさん、二次的汚染を感じるというのはまさしく自分も同じです。あそこに触れたから、洗濯機に入れると、果ては近くに置いたから、それを触った手でここを触った、それをさらに他人が触って汚染が拡がるかも、などなど果てしない妄想の連鎖です。

最近は、いや、これは事実と違う妄想だ、ここから先は自分で作り出したものだ、何も起こっていない、ということをその場で根気よく自分にツッコミを入れてます。ほら、いま妄想した、と。とんだ一人漫才ですが、案外これで静まることもあります。

腎臓が悪いので食事のタンパク量を血液検査で測定していますが(BUN)、いつも低すぎるので、この影響もあるかも知れません。一定量の肉を摂ることでもしかしたら良くなる鴨と思っております。

また、自分語りになってしまいました(^_^;;

私もよくあります！
私だけじゃないんだって思ったり、
他の人がこういう風に考えて対処してるんだってわかって大変参考になります。
私もつらい時や何か発見した時には投稿させていただきますので、気兼ねなく投稿して頂けるとありがたいです。