強迫性障害の案内板の掲示板2号
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前回のを見直してみて引っ掛かる言葉がありました。>>一般に、強迫性障害への認知行動療法は、ただの我慢で時間を減らすことと異なります。よく言われてる理論に当てはめてみても時間経過とともに不安が逓減・馴化するまでは儀式行為を言葉に良い印象はないかもしれませんがやっていることというかやっていないことを第三者的視点からすれば我慢する(しない)になると思うのですが。儀式妨害をする療法を取るのであればやっぱり儀式行為を我慢していると言えるんじゃないでしょうか?それとも他に何か(我慢が不要な)方法があると言うのでしょうか?だとしたらこれまでの理論を根底から覆す全くの新手法と思われます。是非どういう意味で使われているのかご説明願えませんでしょうか。
毎度、ご利用ありがとうございます。>>一般に、強迫性障害への認知行動療法は、ただの我慢で時間を減らすことと異なります。ここでいう「強迫性障害の認知行動療法」では、曝露反応妨害という技法が主軸となります。曝露反応妨害は、「ただの我慢」とは異なると書いているのです。ただの我慢なら、曝露反応妨害と名前をつけたりはしません。>それとも他に何か(我慢が不要な)方法があると言うのでしょうか?我慢の要素がまるでないと書いてはいません。これは、課題や個人によって差があり、曝露反応妨害中に、我慢的なことを部分的に感じることもありますが、その割合は人によって異なります。ただ、通常は100%我慢なだけでは般化していきません。前回、書いたように15分も持たないことが多いのです。もし、ただの我慢するつもりで、般化したとしたら、それは本人が気がつかないうちに曝露反応妨害的なことを行っているのだろうと考えられます。つまり、般化するには、我慢よりも、他に必要なことがあるということです。それ以上は、曝露反応妨害について説明になり、長くなるので、無料の掲示板では止めます。参考当サイトの強迫性障害のページにも書いてありますし、「小さなことが気になるあなたへ」http://ocd-net.jp/OCDコラム>治療についてhttp://ocd-net.jp/column/category_02/私の原稿もありますが、西川先生の原稿も参考になるかも・・・しれません。それと、OCD重症者さんの場合、今までに自己流の行動療法で、ご自分の体に無理をきたしているので、掲示板でどの程度、情報を誤解なく伝えられるか疑問も多いためです。あと、OCDサポートの個別相談、Skype枠と、家族のみの相談枠、募集を再開したので、近隣に専門家がいない場合、利用可能です。今後はガイドラインを了承の上でのご利用を願います。ガイドラインからの引用----------------------3-1)管理人は、レスを必ず書くとは限りません。遅レス・順不同です。忙しいですし、利用者と契約しているわけもなく、管理人には無償でレスを書く義務はありません。3-2)管理人への質問、アドバイスについて:・管理人は、相談・支援が本業ですので、アドバイスめいたことを書くことがあります。しかし、掲示板でのアドバイスは、わかることが限られ、時間的にも無理な面が多いです。・そのため、管理人からのレスは、おおむね1、2回程度、一般論で済む内容までです。それ以上の相談を希望する場合は、個別相談(面談、通信)に申し込んでください。私は本名で資格名も出していますし、無責任に書くわけにも行かず、時間がかかります。 ・それ以外の、他の人との交流、何かの報告、しばらくたって(何週間か後)別の話題・・・などのメッセージを書くのは、ご遠慮なく利用してください。また、「強迫性障害の案内板」のどこがわかりにくい・・・というようなサイトへの質問やメッセージも歓迎です。ただ、その場合も、回答はあくまで一般論の範囲で、それぞれの人に当てはまるかどうかは、掲示板では回答できかねます。
言葉の使い方・解釈の問題ですね、と思います。で、つまりこのサイトの曝露反応妨害法の部分に記述されていると受け取りました。穴が開くほど見ます。ただ西川氏の特に多いのは慣れ(:順化、Habituation)を機序と誤解している例です。OCDの治療は慣れとは無関係です。 これには納得できないです。まぁ管理人さん当人ではないのでこれをここで持ち出して引用するのは場違いなのですが。けど馴化がなければ永遠に苦しむことになるから。治療者によって方法も解釈もまちまちなのが問題点ですよ、これは。
補足です。>言葉の使い方・解釈の問題ですね、と思います。このような発言をする人は、OCDお話会でもたまにいるのですが・・・実際の暴露反応妨害と、ただの我慢とでは、具体的な方法も、物理的にもかなり違います。治療者の技量によって、誤解されやすい場合もあり得るのは、その通りですし・・・暴露反応妨害は、多くの患者さんには本を読んでも誤解されやすく、きちんとした治療がどのようなものかは百聞は一見にしかずの面があります。OCDというのは、重症化すると非常にしつこい病気なので、言葉の使い方、解釈などの小細工でどうのこうのなるものではないためです。それと、体の反応は、思考と違って、自然の摂理に正直です。そのため、このような考えに基づいて、我慢を押し通そうとしても、体の方が苦痛を発っしてしまうパターンなくならないのも無理ありません。「すいません」という題名から、やさしい面をお持ちの方なのではと思いますが、自分の体に、このようなメッセージを伝えてあげるといいのではと思いました。お大事に。