管理人
彼女は、修学旅行には、行かない。
レッスン優先だ。スクールの専門コース先輩達も、皆行っていないらしい。 ところが学校から、呼び出しがあった。「本当にゆかないのか」って 何度も説明してきたはずなのに、校長が変わったせいだろうか、 「お稽古事」で行かないなどとはありえないと言っているらしい。
学校でもらってきた所定紙に、理由を書いて提出した。 彼女のことばで、紙一杯に書いてあった。 お稽古事ではない、プロを目指してる、練習は一日たりとも休めない、留学がきまれば、退学する。 いままでに、捨ててきたものは、沢山ある。そんなことが書いてあった。
これを読んで、確かにバレエ以外のことは諦めたことが沢山ある。歯がゆくて、涙していたことも知っている。 しかし、まるで、挑むように書かれた文章に、わたしは、不安を覚えた。 こんなに書いて大丈夫だろうかと・・ 「挑むよう書くと、相手に誤解されてしまうよ。それに、退学ではなく、休学のほうが・・何も自分から不利な条件を明かす必要は無いのではない」と言った・・いや言ってしまった。 すると「・・ここまで書かないとわかってくれない」 そういって、大粒の涙を流した。 これには、少々参ってしまった。どうやって、言葉かけてやれば良いか、悩んでしまった。 溜まっていたものが、吹き出したのか、悔しくてそうだったのか・・ わたしの言葉に戸惑いを感じたのだろう。
心でつぶやく、その気があるなら、家族をも捨てる覚悟でゆけ ・・・ちと、オーバー^^;
[63] 2005年09月25日 (日) 02時09分
|