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(62) 「読むこと」と「書くこと」 |
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投稿者:スタッフ・I
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先日、ニュース番組に出演されていた大江健三郎さんが、「読むこと」と「書くこと」を「生きること」に結び付ける大切さ、について、おっしゃっていました。御覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、大江さんにしては珍しくわかりやすい言葉で読み書きについてのお考えを話されていて、大変興味深く見ておりました。 『まず、「読むこと」を充分した上で、「書くこと」をしてみる。書く=読む。読むことで、自分を高められるのは、理解できるが、書くことでも、同じことがいえる。』 例えば、子供が3ヶ月前に書いたコボ作と、今書いたコボ作では、明らかに違いがみえてきます。その違いが、子供の成長なのだと思うのです。コボ作を書くには、その前に充分漫画を読めていないとできません。そして、より良い表現のために添削をして、書いた文章を直す。書き直すことで、自分を見つめ、より良いものへと自分を高めていく。言葉にしてしまうと、なんだか抽象的で、偉そうな感じになってしまいますが、教室でのやり取りは、こうしたことを無意識に体現しているのではないか、と思った次第です。 息子もそうなのですが、毎日コボ作をやってはいるものの、何の為に、という意識はありません。毎日の課題だし、とりあえず面白いからやっているようですが、なぜやるのか。 大江さんが、「書くことは、外にむけて表現しているようにみえるが、自分は、実は、自分にむけて書いている。自分を認識するために。」というようなことをおっしゃっていました。 読んで、書くことで、今の自分を確認する。簡単なことですが、とても奥深いものであることを、再認識いたしました。
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2001年11月26日 (月) 09時56分 |
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