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(140) 徒然と |
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投稿者:スタッフ・I
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中学入試も本番を迎え、一区切りといったところでしょうか。方法論のうんぬんはさておき、精一杯挑戦したであろう、子供達には心からエールを送りたいと思います。 今年の入試問題も、記述式が目立ちましたね。問題文も読みごたえのあるものばかり。これらの文を読んで、子供達はどう感じたでしょうか。問題の出し方にもよりますが、厳選されたこのような文を読んだ時、自分が12年間培ってきた思いを、素直に言葉にして表現できる術を、どのように会得するものなのでしょうか。 記述式が殆どですので、いかようにも答えを書くことができます。塾や、この教室で学んだことを生かせば、ある程度は書けるのだと思います。しかし、そうした文章の核となる「自分=自我」ばかりは、自分あるいは家族が育てていかなければ、どうしようもありません。 人が書いた手紙や、本を読んで、「気持ちが伝わる」とか「慇懃無礼だな」と感じることがあるように、自分で書いた文章には、コワイことにその人となりが現れてしまいます。ウソはつけないのですね。自我を確立しないまま、小手先だけの国語の勉強しても、結局何も残らない、というのでは悲しすぎます。 各校の入試問題を前にしながら、一体子供達はどんな思いでこの問題を解いているんだろう、と徒然と思いました。 「これをやれば絶対大丈夫!」というものなど、ありませんが、子供達が伸びてゆくための良質の肥料でありたい、と思っております。 すみません、まとまりなくって・・・。
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2002年02月02日 (土) 23時40分 |
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(142) 受験国語について |
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投稿者:工藤順一
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試験時間はたった60分しかありません。どんなに良い文章が出されたとしても、それはその学校の見栄のようなものです。実際のところでは、気の利いた答案をつくるために子どもたちはそれを素直に感じてなどいられないでしょう。感じてはならないのがテストのルールなのです。 感じることは味わうことでもあります。そして、良い文章ほど、そのためには時間がかかるものです。本とか文章とはそれ故にゆっくりと心の中で醸成するように読むべきなのです。 いや、事態はその逆なのかもしれません。気に入った文章は何回でも反芻するように読み、そうしてはじめて、私たちの心とか魂が培われ、養われていくものでしょう。 小手先だけの国語を、ただ処理する訓練に明け暮れている受験生に私はエールなんか送らない。「かわいそうに」と同情することの方が大きいのです。彼らはむしろ犠牲者なのではないでしょうか。 いいかげに、このようなシステムを止めなければならないのです。 そして、新しいシステムを構築していかなければならないのです。 学校や塾がそれをしないのであれば、私たちがやらなければならないのです。
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2002年02月03日 (日) 22時08分 |
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