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(125) ものさしを壊すのもたいへんで(笑)。 |
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投稿者:みちのすけ
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工藤さま おそらくそうおっしゃるだろうなあと思っておりました(笑)。実は冬期講習前に担当講師で打ち合わせをもった際、「いかに自分たちの力がいい加減なものかをはっきりわからせないことには始まらないよな」ということになり、講習は徹底して過去の入試問題をやってもらうことにしたのです。同志社、京都女子、立命・・・問題がいいか悪いかはとりあえず無視して、実際の入試問題で何点とれるか、それが今の実力なんだから、と。案の定、どの教科も全くと言っていいほど点数がとれませんでした。ですから、冬休みにどれだけがんばれるか、そこにかかっているんだよ、と、そういう意味でどの講師も宿題を課したわけです。 ところが、冬休みが終わってふたを開けてみれば「多すぎる」「できるわけがない」の連発で、結果としてはむしろ「ひらきなおり」の状態ができあがってしまった。身の程知らず、というのは恐ろしい。点数が学力をあらわすとは思いませんが、現実を率直に認めることができないのはそれはそれで困ったもんです。 受験生にとって自分の都合の悪いことを認めるのは勇気がいります。そんなことはわかっています。しかし、そこを克服するために塾に来てるんでしょうが、といいたい。弱点を認めることはしないくせに、落ちたら塾の責任にする、それだけはカンベンしてほしいです。 ちなみに、このクラスの生徒からわたしは「あまり専門用語を使わないでほしい」という要望を受けました。専門用語を使った覚えは全くなかったので、具体的にそれは何かを聞いてみました。「順接、逆接、というのがわからない」との答えでした。開いた口がふさがりませんでした。それは専門用語ではないよ〜〜〜〜〜、教科書に載ってる基本用語だよ〜〜〜〜〜〜。 こんなふうになってしまったのは、子ども自身のせいではない、と強く自分に言い聞かせつつ、しかし、中3ぐらいになったらもう少し自己を批判的に見つめる手だてをもってほしいとも思うのでありました。
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2002年01月13日 (日) 12時44分 |
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(126) 思いついたこと、いろいろ |
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投稿者:P
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自分の弱点を認めることは、子供に限らず大人にとっても大変勇気のいることですが、それがないことには進歩がありませんからね。講師としてのみちのすけ氏の苛立ち、よくわかります。私も何度そんな思いにとらわれることか! 思うに、夏期講習で同じことをやっていたらもう少し反応は違ったものになっていたかもしれませんね。ものさしを壊すには、受験の近い今の時期はいいタイミングではないのでは、と思います。
また、以前の氏の書き込みで、特進クラスの様子が書かれているのがありましたが、そこで綴られていた気持ちも、やはり同業者だけによくわかります。確かにやる気のない生徒に講義するほど「やってられない」ものはないです。 しかし、生徒のやる気の出ない原因を考えてみると、自分たちもその責任の一端を担っているだけに複雑な心境にもなります。彼らの置かれている環境、その生い立ち、そして面白くない勉強...。我々の置かれている立場の中でいかに勉強の面白さを分かってもらえる授業ができるか、あるいはそもそも、進学塾である限りそれは不可能なことなのか。 生まれつきの勉強嫌いはいないはずであることを考えれば、彼らを育てている我々にその責任があるわけで、頭を抱えてしまいます。
中3ならば自覚を、ということについて。私もそう思います。 私の場合、中1の授業から折に触れそのことを説きます。必然、彼らには耳の痛い話となります。私の姿勢も彼らには厳しいものと写っているのでしょう。アンケートなどをとると、中1生の私に対する評価は最低です。たぶん、厳しすぎるのでしょう。 脱線しましたが、中3のこの時期でもしっかりした自覚を持っている子は少数です。15の子供に自覚を持て、とは、我々も無茶な要求をしているのかもしれません。しかし立場上言い続けなければなりません(と、私は思う)。
以上、思いついたことをとりとめもなく書き込みました。 しかし、順接逆接が分からないとは、特進の名が泣きますね。「逆説」がわからないなら、まだ話はわかりますが。
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2002年01月13日 (日) 15時34分 |
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