みちのすけさん、こんにちは。京都ですか。洛星中学の入試問題は私もよく受験生に解かせますよ。だれもいわないけれども、麻布に最も近い入試問題だと思っています。

少し皮肉もまじりますが、読解問題でその本文に興味をもったりしたらもうアウトですね。そして、そのたぐいの問題で測ることのできる国語力なんて、たかがしれているのです。もっとも大切なこころの次元のことが置き去りにされしまっているのですから。その時、本文の書かれた意味も、そもそも本文自体の意義すら無くなってしまっている。ふうふういって読解問題を解いたとき、肝心の本文の内容なんて忘れてしまっているはずですから。

ほんとうにいつまでこんな馬鹿げたことをやっているのでしょうね。日本の子どもたちが、国語という教科からそっぽをむいてしまうまででしょうね。いえ、すでにそうなっています。

みちのすけさん。頑張って下さい。私も、これに関してはけんかでも何でも辞さない覚悟をしています。本当にひどい。
本来の目的とか教育の観点があまりにもなおざりにされてしまっているのです。大江さんがこの話しをお聞きになったら、おそらく激怒するでしょうね。ではまた。これから授業ですから。