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(685) 金木犀 = 投稿者:工藤順一 MAIL URL

金木犀の匂う季節になりました。『小さな町の風景』にも出てきます。ところが、キンモクセイと言ってもほとんどの生徒はその匂いを知りませんね。都会の方がこの樹木は多いはずなのに。田舎ではむしろこの木は植えていないですね。

ある有名な五感の研究家が学校へいって匂いのスプレーをまいて授業するのだそうです。思わず私は目を疑いました。確かにそれはそうでしょうね。匂いですから、それはそれ以外にはあり得ないのでしょうか。

でも、私はそんなことはしない。活字のみでいいのです。いつか、その活字がほんものの匂いとぶつかるときがあるはずです。「ああ、これがあの金木犀の匂いなんだ」そう感じられれはいいのです。

活字とはそういうものではないでしょうか。中には生涯に渡って活字のみでしかないものがこの世にはたくさんあるはずです。たとえば、江戸時代なんていうのも活字でしかありませんね。あるいは、おそらくマダガスカル島などという島も私にとっては活字でしかありません。

アーサー・ウォーレーという源氏物語のはじめての英訳者が生涯日本には旅行しなかったという有名な話もあります。

小さな町の風景である上越市に現実に足を運びたいと何度も思ったことがあります。杉みき子さんにもお会いしてみたいとも。でも、これらも夢のまた夢です。この世には活字でしかなく、だからこそ夢を膨らませることができるものも多いのです。それが文学というものではないでしょうか。

杉みき子さんは私たちのような読解のやり方におそらく異議があるでしょう。それでもいいのではないでしょうか。なぜなら、日本語で書かれていますから、作者の意図通りに解釈するというより、日本語=活字の意図どおりに解釈していくべきなのですから。

それにしても、小さな町の風景にでてくる金木犀はなんて説得力のある描写でしょうか。

2004年10月13日 (水) 13時15分



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