工藤先生。
わたしはとても『長文読解記述教室』を使いこなしているとは言えないかもしれません。でも、今日、まさにあの問題集が本来あるべき国語力をつけるためのものだ、というような事態に直面しました。
私のクラスの女の子に大変な読書家がいます。いつも本をもっていてヒマを見つけては本を広げるような子です。その彼女が、ここ２か月ほど国語のテストで点数がとれなくなり、今日、ついにクラスで最低点を取ってしまったのです。
わたしは彼女がやった『長文読解記述教室』を見せてもらいました。すると、ほとんど正解が出せているんですよ（笑）。読書で培った国語力は、質のいい問題にはきちんと対応できるけれど、そうでないものには対応できない。そういうことなんだなって思いました。
彼女はいまとてもあせっています。今まで彼女の自信の根底にあった国語で点数がとれない、それは自分の存在に関わるような大問題なんです。ゆっくり話を聞いてあげたうえで、『長文読解記述教室』の間違っているところを二人でやり直してみました。少し説明をしてあげればそれで十分わかるようで、納得して帰りました。しばらく『長文読解記述教室』をテキストにしながら、彼女との対話が続きそうです。
工藤先生のご本に、入試直前に１冊の本を読んで受験した女の子のケースがでてきますよね。ほとんどあの状態です。わたしとてもゆっくり本を読んで気分転換させてあげたいところなのですが、彼女のお母様とのの方針でとてもそんな提案ができる状態にありません。残念ですが。
工藤先生の次のご本を楽しみにしています。わたしのような半分素人の塾講師にとっては、神頼み？みたいなもんですので(*^_^*)