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(599) コボちゃん作文再考 |
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投稿者:工藤順一
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いままでコボちゃん作文を次のようなものとして捉えてきました。
*1、書き慣れるため *2、視覚情報から文字情報への翻訳
実は、もうひとつのポイントがあるのです。
*3、現実からことばを立ち上げる
それは、従来の国語のようにはじめに教えるべき「ことば」があるのではないというポイントです。ことばは常に現実とか感情とか状況を伴います。これこれの時に、このように言う「ことば」なのです。
本当はその「これこれ」というのは現実そのものであるときが一番リアルです。でも、教室ではそれは無理ですよね。そのときに、マンガという仮想現実が役に立つのです。 簡単に言うなら、「ああ、こんな時にこう言えばいいのだ、こんなことをこのように説明すればいいのだ、」ということが子どもにもとても分かりやすくなるということです。
教科書とか塾の問題集などをみるとよく 次のことばを使って短作文を書けという練習があり、ちょっと難しい「ことば」や「いいまわし」が列記されています。たとえば、「手も足もでない」とか。もちろん意味がきちんと分かっていなければ書けません。そして、その解答にはその言い回しを使う必然的な状況が書かれてないとだめです。
多くの子どもは解答例として「この問題は手も足もでない」と書いて済ませます。これでは、だめなのです。「この問題は難しすぎて手も足もでない」と書かなければなりません。
コボちゃん作文はその逆を行くものなのです。お分かりでしょうか。
*4、情報の圧縮・展開
さて、書き慣れてきたら、次のことに挑戦させてみましょう。
**1、できるだけ長く書く---現実=絵の観察力が必要になってきます。 **2、できるだけ短く書く---「まとめる」力が必要になってきます。
この二つのことがなんなくこなせたら、コボちゃん作文は卒業です。
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2004年01月22日 (木) 21時14分 |
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