佐野さま
とても楽しんで、コボ作をやっていらっしゃる様子が伺えて、目に浮かんでくるようです。コボ作では、漫画を読めば一目瞭然のことを、どのように言葉にするか、というところが子供にとっては難しいのですよね。小説でいうところの、行間を読む、ということが課題の１つでもあります。佐野さまのお子様が、プロフェッサーPのところで、省略されている部分を、自分の想像力で補って書いた、というのは、素晴らしいと思います。見えないところを書く、ということが、実は読解力を養っていることにもつながっていると思うのです。
　最初は、会話文でもその作文が読んで成り立っているならば、充分だと思います。お母様からみて、会話文でしっかり書けるようになったならば、次の段階として、その会話をしている人物が、その時どんな気持ちだったか、を考えさせると、わりとスムーズに説明文を書けるようです。客観的に場面を言い表すことを、意識させてみるといいかもしれません。
　いずれにしろ、書くことは、読めていないとできません。先に述べた、気持ちを考えてみる、というのは、実はその子の生活体験に裏打ちされたものでなければ、書けないものです。低学年のうちは、様々なことを自然に体験させることが、とても大切だと思います。そうした体験が、生きた言葉として、お子さんの国語力の基礎を形作るのではないでしょうか。
　全く話はかわりますが、皆様、昨日（正確には今日）深夜の、流星群は御覧になりましたか。我が家でも、眠い目をこすりながら、頑張って見ました。すごかったですね。久々に童心に帰りました。息子も興奮状態のまま、目を真っ赤にして、学校に行きました。
　こうしたことが、はたして国語力の助けとなるか・・・はわかりませんが。親の心、子知らずですね。