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(545) 中学受験と国語 |
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投稿者:府川雅明
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工藤さん、お久しぶりです。私は相変わらず中学受験の指導を続けています。算数と理科を教えていますが、国語ができないと嘆くご父兄の声をよく聞きます。特に男の子の場合、読書習慣がない子が多いので、読解問題の解答がままならないという悩みを聞きます。私は場合に応じて、工藤さんの教室の紹介もしています。 釈迦に説法で恐縮ですが、近年、開成中学が国語の全面記述化もあって、長文読解と記述問題が上位校を中心に進みつつあります。四谷大塚の国語の先生が、六年の秋までは読書と作文だけやりなさいという時代になりました。中学受験に限っていえば、一方で読書と作文が要求されながら、一方では読書や作文の習慣が子供の中に定着していない状況があります。 私がこの掲示板に書いた主旨は以下です。もしも、子供の読書や作文を促すような配布資料が工藤さんのほうでございましたら、是非、いただきたいのです。そのときに「国語専科教室」の広告も添付されていれば助かります。他意はありません。日々の指導の中で、ご父兄から国語のことを尋ねられるので、そのときに役立つと考えるからです。 ご多忙でしょうが、ご返事をお待ちしております。
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2003年11月27日 (木) 12時44分 |
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投稿者:工藤順一
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府川さん、お久しぶりですね。お元気ですか。いつだったか三鷹の喫茶店でお話したようなことが、だんだん現実になっていますが、私は今年になって体調がすぐれずに困っています。
そうですか、四谷の先生方も私と同じようなことを言っていますか。それなら、はやく、あの毎週のテストは廃止すべきですよね。絶対にしないでしょうね。
読書の薦めは誰にでも言えるのです。一番無責任な発言とも言えます。でも、本当は指導の中で一番難しいのが読書指導なのです。その証拠に彼らは言うだけは言っても絶対にそれを実行しないはずですよ。この本読んでごらん、と言って、素直に読むような生徒なら何も問題ありませんよね。もちろん、そういう生徒さんもいますが、そうではない生徒さんもいて、それは大変です。
作文もそうです。「書きなさい」と命令するのは簡単です。夏休みの読書感想文がいい例ですね。どんな風に、何を書かせるべきかが難しいのです。楽しく書かせるのはもっと難しいです。
この教室にはパンフレットのようなものがありません。私の本がその代わりなのです。あの本を読んで、心底から納得してくださるようなレベルのご父兄でないと、私のしていることの意味は分ってくださらないと思うのです。ですから、集客のためのパンフレットは作っていません。
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2003年11月27日 (木) 23時01分 |
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