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(491) 「音読について」 |
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投稿者:スタッフ吉田
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低学年のクラスで、私が実際に試みている「音読」についてお話致します。
たとえ一人で長く読書ができない子どもでも、誰かがそばで読んであげれば、長時間、その子どもは物語の世界を楽しむことができます。 物語は、様々なエピソードが折り重なって(加速しながら)、クライマックスへ向うのですが、一人で本を読む場合、その大事なエピソードの部分を我慢して読んでいくことができない子どもたちが多いのです。 エピソードには、無論、強弱があるのですが、弱いものほど読み飛ばされてしまうでしょう。 他の娯楽には代え難い読書の楽しみがあるとすれば、 それは、物語の世界を追体験できること(しかも、主人公の容姿、声、 全てを自分の心の中に描き出して)です。それを思えば、小さなエピソードをおろそかにするのは、全くもって残念な読み方といえます。 だって、それならば、手っ取り早く、アニメーションや漫画を楽しんだっていいわけですから・・・。 前置きが長くなりましたが、「音読」することで、じっくりとその場面に向き合うゆとりが生まれます。声にだすことで、確認するのです。 ただ、その際、「声に出して読む」ことだけに熱中して、肝心の物語の中身に意識がいかないようでは困りますよね。ですから、教室では、 講師と交互に音読し(もちろん1対1です)、内容を確認しあいながら、あくまでも「物語を楽しむ」ことに重点をおいて進めていくことを心がけています。せっかく声に出して読むのですから、しっかりした言葉で語られていて、ストーリーにごまかしのないものを選びたいですね。 けれども、このような手段をとらなくても、すんなりと孤独(で寡黙)な読書へと移行できる子どもたちもいて、様々です。 工藤先生が書いていたように、自分の好きな詩を(谷川さんの『ことばあそびうた』など)大きな声で歌うように唱えてくれる子どもたちもいますよ。
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2003年09月12日 (金) 00時17分 |
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