それはおかしいですね。
受験問題にはチェック機能が働いていない場合が多く、あまり深刻に考えるべきではないでしょうね。
来る日も来る日もそれをやらされる生徒はたまらないと思いますが。
前者の教え方が分からないというのは、私もまた、いまでもそうです。生徒によってひとりずつ全部違いますよね。これを大人数のクラスでやることは効率の点でかなり問題があります。大手進学塾の不効率な授業で長時間拘束されている生徒さんが多いと思います。

「分からない」のは両方です。
後者（問題）について：この解き方でいける、と思ってもまだ解けない問題が後から後から出てくる。私が受験国語の勉強について真剣に考え始めたのはこの仕事についてからです。それまでは読書もろくにしないし、国語なんてやってもやらなくても一緒さ、と思っていた人間だったため、このようなことになっているわけですが。
前者（教え方）について：これは前述のこととも関わってくるし、本当の意味での読み書きの問題にも関わってくるので、よけいに難しいです。ただ、この方法が良さそうだというのを、日々実践するのみです。
＞これを大人数のクラスでやることは効率の点でかなり問題があります。大手進学塾の不効率な授業で長時間拘束されている生徒さんが多いと思います。
夏から考えていることに、国語ほど個別指導が必要な科目はないということがあります。よほど子供の質がそろってないと、一斉授業というのは極めて難しい、否、不可能か？と思います。

以前工藤氏は「受験国語はやっている者（教えている者）にとっては本当におもしろい」という旨を書かれていたことがあります。私も今おそらくそういう状態なのでしょう。どうせやるなら満点取れるくらいにまでなりたい、というある意味純粋な欲が、今の自分を突き動かしていると言えるでしょう。
テストで点が取れるようになってある科目が好きになることがあるということが、確かに事実としてあります。そういう方面からの攻め方＝国語を好きになってもらう方法というものもありではないか、私はそう思ってもいます。でも本質的に読み書きができないかぎりいずれ頭打ちになることも痛いほどよくわかっているつもりです（自分がそういう人間であったため）。