このような見出しの新聞記事が1月24日の朝日新聞朝刊の一面になった。昨年の4月に行われた全国学力調査の結果、国語で「書く習慣」や「様々な文章を読む習慣」を身につけていることが、国語のみならず、算数・数学でも正答率がよかったということが分かったということである。

　だれもが知っている、いわずもがなのことであり、こんなことを知るためにあんな大がかりなテストなどする必要もないと私などは思ってしまう。

　問題は、では、どのように「書くという習慣」をつけさせるのか、そして、習慣づけられ、書き慣れた後には、どんな「書く」指導をするのか。

　あるいは、どんな本をどの時期に、どの程度、そして、どんな手段で読ませるのか、そのような「細部の技術」のようなものが教育という場では、とても大切なのである。

　この教室にはそのような「細部の技術」があふれかえるほどあり、それらのごく一部を出版物で紹介している。