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(813) 「作文王プライマリー」学研、発売のお知らせ |
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投稿者:工藤順一
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この本の1ページ目の課題に衝撃を覚える方が多いと思います。国語の本で、こんなはじまり方をするものはいままでありませんでした。でも、それには、以下のような深い理由があります。
私たちは、ことばを使って自分というものを作っていきます。見たり、聞いたり、触ったり、食べたりしながら、ひとつずつ自分の生きている世界を確かめつつ大人になっていくのです。そして、この就学以前から小学低学年の時期は、それらにことばがきちんと伴っていることを学ぶ時期です。
それは、単に名前を覚えるとか、ことばを暗記するということとは違い、それらのことと、自分というものがきちんとつながっている ということを、リアルに身体の底から学ぶことでもあります。
ですから、ことばを学ぶということは、いま、ここで生きているこの自分を作っていくとても大切なことでもあると私は考えています。 それゆえ、この本では、五感で感じることを大切にするとともに、できるだけ臨場性のある自分のことを扱おうと意識して作りました。 このことがいままでの国語教育の中で意識して取り上げられなかったことが私には不思議に思います。
この本で、いままで「作文」ということばに与えられていた不名誉なニュアンスを払拭したいと私は考えました。
作文というと、現実の社会の中では、嘘の代名詞のように使われることが多く、それを私はとても残念なことと思っています。なぜなら、ことばというものは、この本で示したように実は私たちのリアルな感覚と深くつながっているからです。もちろん、嘘=虚構はことばが発祥したときから同時にできたものでもあるでしょう。ですが、はじめに学ぶことではありません。まずは、リアル=本当が何であるのか分からなければならないのです。
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2007年12月23日 (日) 14時02分 |
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