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(752) 感想と意見との違い |
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投稿者:工藤順一
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意見と感想はどう違うのか。
アメリカの大学に留学したある優秀な日本人学生が、常に、「君の書いたものは感想であり意見ではない」と教授に言われ続けて悩んだそうである。読書感想文に象徴されるように、日本の国語教育では常に感想文が求められるのにである。これから先はもう英語ができる、できるないという語学の問題ではない。
それでは感想と意見はどう違うのだろうか。 この問いに示唆を与えるのが、大野晋がいう「考える」と「思う」の違いではないだろうか。すなわち、簡単に言うと、感想は何かひとつのことを「思う」ことであり、意見とはあれやこれやと「考える」ことではないのか。 『小さな町の風景』では、要約を書かせるが、『ニングルの森』では、要約と同時に意見を書かせている。ところが、この意見を書くことが困難な生徒が多いのである。それは、日本の国語教育では期待されていないことであるからだろう。
だから、『ニングルの森』の前に、『子どもの考える力を伸ばす国語練習帳』を渡し、それをある程度やりこんでから、 意見文は、『考えるシート』を渡してやらせたい。
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2006年02月17日 (金) 15時04分 |
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