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(652) 二種類の空間というものがあると思う。 = 投稿者:工藤順一 MAIL URL

ひとつは、その空間で人は効率を求められ、命令され、あくまでも受動的に作業や思考を強いられ、リラックスできない---何時間かいると疲れて逃げ出してしまいたくなる空間である。その空間の背後にはそれを人為的にコントロールするコンピューターが隠れていることが多い。----これをいま、管理空間としよう。もちろん、そのコンピューターは人と利益を管理している。大手進学塾は徹底してこの空間の原理である。

いまひとつは、その空間で人は自らの意志で能動的にふるまうことができる。呼吸を整えたり、リラックスしたり、自分の意志と興味が命ずるままに考えることもできる。------そういう空間にいると、環境との調和した関係からエネルギーが満ちてくるような気がして何に関しても積極的になっていける。このような空間をコンピューターで管理することだけは、いまのところ幸いにもできていない。-------これを生命空間としよう。

そして、現実にあるさまざまな空間はこのように簡単に二分化されるわけでもない。たとえば、典型的な管理空間である企業にも後者のような空間は必要であるだろうし、生命空間である家庭にも前者のような要素は入り込んでいる。

さて、ここからが考えるところ。------------------

学習する空間はどちらであるべきだろうか。もちろん後者であるが、それは単純に休息とはどう違うのであろうか。休息は活動の停止であるが、学習は活動している。大切なことは、環境とか対象とのあくまでも非効率的でインタラクティブな関係を結ぶということではないだろうか。それなしに人は決して学習なんかできない。

学習するとは、「態度が変わること」である。だから犬ですら、人の態度によって態度を変える、つまり学習している。躾というやつである。

通常では、本を読んだり文章を書いたりすることを躾とは言わないが、私はそれこそ大切な躾のひとつではないかと思っている。箸を持つこと、鉛筆を持つこと、それと同じレベルで本のあの薄い紙の一ページを親指と人差し指を使ってめくることは、訓練と習慣が必要であり、決して類人猿にはできないことなのだ。箸を持つこと家庭で教わるが、鉛筆の持ち方、本をページをくくることを最近の学校では教えていないようだ。

そのように考えるとき、

本すら読めず、きちんとした鉛筆の持ち方ひとつ教わっていない子どもたちが多すぎる。高度に進んだ文化・文明の中にいるはずなのにそれはまるで野性の猿のような状態である。それでいて周囲の風潮に洗脳だけはされているから、そのような子どもに限ってお受験するなどとのたまう。現代の笑い話のひとつである。

この教室は徹底して生命空間という学習環境にこだわっている。






2004年04月11日 (日) 00時39分



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