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(553) 国語とロジカル・シンキング=論理的思考 |
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投稿者:工藤順一
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『論理に強い子どもを育てる』
日本人は論理的思考が不得意とされ、わざわざ輸入品で英語発想の思考法を接ぎ木するような傾向が最近の企業研修とか日本社会に見られますが、果たしてそれは本当に役に立っているのでしょうか。
ある時から私は以上のような問題意識を持つようになりました。 そして、次のように考えるに至ったのです。
1、思考は言語でするものであり、とりわけ構想を練って書くことで習慣づけられるものである。
2、社会人になってからロジカル・シンキングなどという輸入品を学習しても習慣化されていないものは現実には役立たない。日本の社会は相も変わらずなのである。
3、国語教育の一部に論理的思考力の萌芽となるものはすでにあるのであり、それを小学生ぐらいからきちんとより詳しく時間をかけて体系的に学習するべきである。
4、従来の建前重視のウソツキ作文教育は即刻廃止すべきである。学校にいるときにしか役に立たないからだ。
5、文学鑑賞教育を廃止すべきだとは言わないが、文学すら、実は、「小さな町の風景」の読解で示したように、論理的に読解できると言うことを示すべきである。
6、音読重視の最近の国語教育は、ある段階までのものであり、黙読と書き言葉の論理性と抽象性の指導がこれからの時代には不可欠である。役者を育てるわけではない。
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2003年12月01日 (月) 15時15分 |
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