学力というものはどんな力のことでしょうか。
私はそれを次のように考えています。
学力とは
集まったパーツのことではなく、
パーツを集め貯蓄することでもなく
自分でそれを集めることのできる力
そして、
その後それらのパーツを使って自分で
新しい情報なり知識を編集して生み出していく力
のことです。

たとえば目の前に10冊の本が積み重ねられたとします。
それを全部暗記してもそれは、本そのものですから
何でもありません。単なるデータベースでしかないのです。
それはコンピューターに任せられる時代です。
データベースをいかに有効に使うかが問われているのです。
つまり、
そこから、新しい視点でもう一冊の新しい本を書ける力の
ことを学力というのです。

単なるデータベースの構築に何という無駄な労力を
使い果たし
肝心の学力、つまり、それを集めるとか編集する力が
そぎおとされてしまっているというのが
進学塾に対する私の感想・意見です。