いかにそれらしく作文を書いても「身分け」の伴わない文章はすぐに分かってしまいますね。それは必ずしも具体的事実でなくても構わないのです。それは、リアリティというやつで、それが身体を通過するときに説得力を持つのです。『論理に強い---』でまさに強調したところでした。巧妙で論理的なだけでは文章はだめなんですね。それだけでは説得力をもたないのです。もって他山の石にして下さい。

やめさせた父さまや三人の子の父さまは、もしも、私の本をお読みになったのなら、もっと純粋に理論的に批判するべきだったと思います。リアリティの全くない、へたな虚構を作ってしまったのです。

それにしても、私の教室はまだまだのところがたくさんあります。もっと何々をしたい、
もっと時間が欲しい、もっと本が欲しいと、至らないことばかりです。それにもかかわらず楽しく通って下さる生徒たち、そして、熱心に授業をして下さるスタッフに頭が下がるばかりです。みなさん、ありがとう。