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(437) 谷川俊太郎 |
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投稿者:工藤順一
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さんもびっくりしたそうです。何かといえば、彼の『ことばあそびうた』に「いるかいるか いないかいるか いるいるいるか、---」 とつづく有名な詩がありますね。教科書にも取られているそうです。ところが、教師用指導書にはここにはいるかが何匹いるか」と生徒に発問するようにと書いてあるそうなのです。実は、私も数えたことがあるのですが、すぐにやめました。もちろん、これはだじゃれを駆使していて、あいまいであり、それが面白さにつながるからです。
国語ぐらい面白くできる教科はないのではないでしょうか。そのための素材はあふれるぐらいにあります。でも、おそらく、学校と進学塾の国語ぐらい面白くないものはないのではないでしょうか。その原因は答えが一つしかないことを求めすぎるからです。
計算を正確に早くする能力は学力です。 でも、同じように あいまいさを楽しめる能力も学力でなければなりません。
競争で勝てる能力が求められるなら 同じように 他者に共感できる能力も求められなければならない はずです。
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2003年07月29日 (火) 10時44分 |
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