夏休みのすごし方

小6の受験生にとって夏は受験の天王山と言われています。毎年同じ文句、要するにキャッチコピーなのです。

ところがです。夏が終われば、今度はまた別の殺し文句が出てくるのですね。要するに一年中気を抜くなということにつきます。

ほんとうは夏は社員のボーナスがあるからそれを稼ぎださなければならないという台所事情があるわけですね。

夏はボーナスの天王山なのです。これが本当のところ。

夏からがんばっていたら絶対に2月までなんか続かないよ。

日本中の進学塾で同じようなかけ声がかけられていることでしょう。ひとりひとりにかけられているようですが、実は全員にかけられている。そして、みんなが同じようなテキスト同じような教師で同じようなことを暗記する。そして、もしも、みんなが、そのかけ声でがんばれば、だれも偏差値は上がらないことになる。論理的におかしいですよね。

そんな秀才はもう日本にはいらないのがまだわかってないのでしょうか。

昨日、この教室の6年生が一人卒業しました。彼は後はアメリカですごすことになります。

夏休みぐらい、自分のペースで過ごし、少しでも普段できないことに挑戦して、新しい自分を磨きましょう。できるだけ普段の塾なんかとは無縁に過ごしましょう。

夏はがんばらないように、適度に昼寝をして体力を温存しましょう。



日本の子どもたちは、もっともっとどん欲に生きる楽しみを学習をしなければならない。勉強は人生の一部でしかない。生の影でしかない。生それ自身が輝いていないところで勉強することの意味なんかない。せいぜい官僚制につながるものしか生み出せないだろう。

私の理想は夏期講習なんかしないことです。
いつか実現できると思います。