「論理に強い子どもを育てる」、「国語のできる子どもを育てる」の感想をお書き下さい。
国語でお困りのことやご質問がありましたら、お気軽にどうぞ。できる限りお答えするつもりです。
ただし、不適切な書き込みに関しては、削除させていただく場合もございますので、ご了承下さい。
*書き込みは下のフォームから、レスは題名横のナンバーをクリックして書き込んで下さい*
ホームページへ戻る
旧BBSへ(書き込みは出来ません)
(421) 意見広告について |
=
投稿者:S.M.
MAIL
URL
|
2月にずうずうしくも教室の見学だけさせていただいた者です。 ひさしぶりにこのBBSをのぞき、「意見広告」を見せていただきました。
6年生になった息子は中学受験を考えることにし、はじめていわゆる進学塾のテキストを買い、いわゆる公開模試を受験しました。その内容を見てやっと、私も先生が非難しておられる中学受験の実態に愕然としました。 問題のなんというむずかしさ。底意地の悪さ。夫は工学部出身で電気メーカーの研究所に勤める理科系人間ですが、算数も理科も途中でさじを投げてしまいました。子供が一から考えて解けるような問題ではなく、きっと塾でパターンを繰り返した子だけが解けるのでしょう。 育ち盛りの子どもから、食事時間や睡眠時間まで奪うような塾のスケジュールの理由がわかりました。罪つくりなことと腹がたちます。「いい学校」であるならば、一定の学力があってあとは意欲のある子なら、皆それなりに育てられるはずでしょう。あの試験で、いったい何をふるいにかけているのでしょうか。
それなら公立でいいかというと、これまた大問題です。 幸い我が子の小学校は、夏休みに決められた「読書感想文」の宿題が出ることはありませんが、授業の中できちんとした作文指導が行われることもありません。作文の体裁を整える方法しか教えられていないようです。学校は、読書振興=感想文「コンクール」、的な文科省の発想がすべてを支配して、とにかく外見をつくろう場所になってしまっています。「コンクール」がある限り、必ず泣きをみる子供(あるいは先生も)はおり、読書嫌いが量産されてしまいます。
「朝の10分間読書」に関しては、正直なところ反対していいのかどうか、私には判断できません。先生のおっしゃることはよくわかるつもりですし、個人的にはもっと系統だった読書指導をしてほしいと思っていますが、マンガですら読み通せない子がいる現実を見るにつけ、少なくともキッカケとしての意味はあるのではないか、と思います。それなしでは本に触れる機会さえない子が多くおり、図書館に連れていくなど思いもよらない親が多い中では、学校図書館の充実と、親の意識啓蒙が先決のような気もします。地域差というものがあるかもしれません。
先生の「意見広告」は、ぜひ多くの一般の親に読んでほしいと思います。何の援助もできませんが、陰ながら応援しております。 とりあげてはもらえないでしょうが、私も新聞に投書してみようかと思ったりしています。
個人的なことですが、2月に教室を見せていただいた後、家で「コボちゃん作文」にとりくんでいましたが、模試の結果、国語はかなり点がとれるのに他教科が大問題なことが判明して今はお休みしています。でも受験のためだけでなく、夏休みにまとめて時間をとってまた文章を書く機会をつくりたいと思っています。ぜひ「小さな町の風景」のまとめをやりたいのですが、時間があるかどうか、私にその力があるかどうか、少々不安です。 息子は、書き込みの例にあがっているようなサッカー少年な上、今は「はてしない物語」に読みふけっており、問題集はなかなかはかどりません。模試の緻密な資料を見るにつけついイライラしてしまいますが、今の彼にとって何が一番重要なのか頭を冷やして考えていきたいと思います。
|
= |
2003年06月24日 (火) 23時25分 |
|
=