工藤先生が書いておられることに賛成です。

「朝の１０分間読書」自体は、確かにやらないよりはましなんだと思います。うちの中学生の子供が、朝の１０分間読書のおかげで、１年生の終わり頃から、朝、３０分早く学校に登校するようになりました。読書の時間を確保するためです。早くいくと、４０分間読めるという考えからのようでした。読んでいた本も、はじめは、小学校低学年の読むような本や、教科書に関連のあるものを選んでいたようですが、あるとき、「何かいい本がない？」と聞いてきましたので、ナルニア国物語をわたすと、はまったのです。残念ながら、今は、部活のシーズンで朝練などでとだえていますが。こんなことを考えると１０分間読書もうちの子にとってよかったなあとは思います。しかし、自分が教える立場で考えると、おおきな遠回りのように思えます。毎日１０分。１週間で５０分（？）学校の事情で少し違うのかもしれませんが。それなら、まとめて１時間のわくをとって読書指導の時間をとることはできないのか？というより、国語の授業、あるいは総合的な学習の時間の中でやることができるようになればよいのにと思います。読書に関して保護者の方の認識を高める事がまずいるのかもしれません。多くの方、そして、多くの子はテストに目が向いているようですから。