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国語専科教室掲示板

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(391) = 投稿者:帰国母 MAIL URL
初めてお会いした時、先生がここは寺子屋のような教室と言われていましたが、英国の学校のやり方はまさにそうかもしれません。

国語の授業は20人の生徒が5人ずつぐらい4つ程の同じようなレベルのグループに分けて勉強をします。ですから、同じクラスでも各グループで使う教科書も違うし、習っていることも違うわけです。

全英テストの後、YEAR3(7〜8歳)からこのように分かれるわけですが、リーディングなどはナーサリー(3〜4歳)からの本読みが始まります。下記に書いているように、個人個人の進度が違って来ますので、このようにクラスが習熟別に分かれているのは何の違和感もありません。早い子も遅い子もいる、進度が人と違っていて「当たり前」なのです。

ナーサリーからの本読みは一語文から始まり二語文・・となって行きます。リーディング材としては色々あるのですが、オックスフォード出版のORT(オックスフォードリーディングツリー)が、有名です。学校でまず先生と一緒にリーディングブックを読み、家に持って帰って練習します。次の日先生の前で正しい発音でちゃんと読めると、次の本になります。ちゃんと読めるまで同じ本を何度も繰り返しますので、一人一人進度が違ってきます。家には毎日、このリーディングブックと共に子供が自分で選んだ絵本を2冊ほど持って帰ってきます。

これは何かと言うとライブラリーと言って「親」が子供に読み聞かせる本なのです。毎日二冊ですから、一ヶ月でも大した量になります。(借りてくる本が、絵が少なく文章ばかりだと少しうんざりしました)
私も下手な英語で息子に読んでいましたが、絵本と言えどもは、日本の学校英語教育では絶対に習わない単語や言い回し(英国独特)もありよく分からないのもありました。英国では幼い頃の言語教育は「親」が担うのが普通のようです。

ライブラリーもリーディングブックも記録に取ります。リーディングの記録はなかなか有用で、例えば息子のように国が変わっても、その記録を持って新しい学校(ブリティシュ)の担任に渡せば、今までのリーディングのレベル本から新しい学校で始められます。学校によってリーディングシステムの出版社が違っていても(GINNシステムのxxはORTのxx)分かるようになっています。
ナーサリー(3〜4歳)、レセプション(4〜5歳)では、ただ正しく発音して読めることでしたが、YEAR1(5〜6歳)にもなると「内容」を正しく把握しているかを見るようになってきます。

YEAR1の担任から親に「リーディングブックを読んだ後、子供にこのように指導しましょう。・・・なぜこんな事が起こったのかしら、こんな事が起きたら、あなたはどうする、あなたはどう思う?など内容について色々なことを子供に聞いてみましょう。挿絵についても細かく話し合いましょう。お話の結末を違う結末を考えさせてみましょう。韻を踏んだ語を見つけましょう。無声音のある語を見つけさせましょう。正しい発音で読めているか気をつけましょう。・・・一番大事なことは、毎晩楽しく読むことですのでやりすぎはいけません」と言う連絡がきますので、このように指導します。

すでに息子はYEAR1になると毎日本を持って帰らず、一週間にまとめて4冊持って帰る(先生の前で先生が選んだ本の一冊を半分ほど読み、後で全文について質問されて正しく答えられたらOKで次に進める)ブックリーダーになっていました。YEAR2(6〜7歳)までこれが続きます。

そうしてYEAR3になると薄いペーパーバックになり(ORTだとツリートップ)一週間に一度になり(やはり先生の前で指示されたページを数ページ読み、質問に答える)内容についてのペーパーワーク(全部記述問題)の宿題をやります。この頃になると大抵自分で読めているので、親はさほど手をかけることもありません。また分からない単語は英英辞書を引かせます。
学校の国語の教科書は別にありますので、そちらでも勉強します。勿論レベルに合った教科書を使います。教科書はフィクション本、ノンフィクション本に分かれています。一冊に六物語ぐらいで一話完結のかなり長い文です。(日本の教科書で言えば5年生の物語文ぐらい)

YEAR3に上がる前(9月が新学期)の7歳の夏に一時帰国で日本の小学校・小学二年生に入れたことがあるのですが、確かに本読みなど「毎日読む」にチェックを入れたりするのですが、読むだけで終わりだったように思います。子供に考えさせるましょうとかは無かったですね。

息子はクラスでばらばらの勉強が普通だと思ってました。それでクラスで算数のテストを受けた時に全部やり終えてしまった(すでにブリティシュで習っていた)ので、手をあげて「次のページの問題もやっていいですか?」と聞いたようです。
先生は驚いたけど「習っていないところだけど、君が出来るならやっていいよ」と言ってくれたそうです。きっと息子以外にも塾や公文に行っている子供なら出来たはずですが、体験入学の息子以外の子供が言ったなら先生は許可しなかったと思うし(認めてしまうと全体授業が成り立たない)子供も暗黙の了解で「学校では言ってはいけないこと」を心得ている・・・日本の教育を受けていない息子にはこんな使い分けが分からなかったのだと思います。

2003年05月02日 (金) 23時51分



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